まiしろ�� 4 ページ21
、、案の定、だいぶ飲みすぎてしまった
目の前で顔を真っ赤にしたましろがうぅ、なんてうめいている
アルコールによるものだと、わかっていてもひたすらに可愛い
私もだいぶ酔っているため、あ〜！可愛いねぇ！なんてわしゃわしゃとましろの真っ黒な髪を撫でる
私は酔うとかまちょになる、ましろは酔うと黙って突っ伏す
結果は言わずもがな、ましろが私のおもちゃになるのだ
ましろのことをどう思っているか、なんてセンチな思考などとうに飛んでいる私は、動かないましろを抱きしめながら、まるで猫に構いすぎる人が如く撫でくりまわす
ましろは相変わらず唸っていて、嫌がっているのか喜んでるのか、全くわからない
ふと、今は何時だろう、なんて時計に目をやると、ちょうど今日が終わろうとしていた
まだそんな時間か、と拍子抜けな気分
いつも泊まる時は終電を逃した時だったので、あまり時間が立っていないように感じる
まぁ、そんなのはどうでも良い
私はまた可愛いましろに抱きつこうと目線を戻す
すくり、と唐突にましろが立ち上がった
回そうとした私の両腕は虚しく空をきる
「ましろ、、？」
お手洗いかな、といそいそと道を開けた
しかし、ましろは足ではなく口を動かす
「A、僕のこと好きなの？」
ぴしり、と空気が固まったような気がした
生憎その答えを持ち合わせない私は、ましろの顔を申し訳なさげに覗き込む
相変わらず酔って赤い頬、酔っ払ってしまっただけか、と胸を撫で下ろす
はいはい好きだよ〜、なんて冗談まじりに返そうとした私を遮ってましろが口を開いた
「僕男って言ってるのに、しょっちゅう抱きしめてくるし、無防備だし」
酔っているなりの真剣な声音に、私は口を止めた
冗談で返してはいけない、本能がそう語っている
でも、私は彼にかけてあげられる言葉を持ち合わせていないのもまた事実
じっと、話が変わるのを期待して、黙ってましろの出方を伺う
「僕、知り合いにAのこと相談したんだ」
そいつ、女の子からモッテモテなんだけどね、そう言いながら部屋を出て行った
何かを持ってきているのか、ガリガリという音が響く
その間も何か言っているようだが、金属を引きずるような音にかき消されて上手く聞き取れない
扉が開いた
俯いたましろ、その手に持っているのは
スコップ
意味のわからない組み合わせに困惑していると、ましろが口を開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 695人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ししゃも(プロフ) - 長月さん» リクエストありがとうございます！！リクエスト了解しました、、！順次書いていたますのでゆっくりお待ちください！ (2021年10月6日 1時) (
レス) id: a45d2df81a (このIDを非表示/違反報告)
長月 - いつも楽しく拝見させていただいてます！リクエストなのですが 長尾さんをお願いしたいです｡無理せずこれからも頑張って下さい！ (2021年10月5日 21時) (レス) id: d1cbbfbabb (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 紫苑さん» 手違いで非公開になってしまっていました、、！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年9月30日 8時) (レス) id: d578d25a40 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 鈴原るるの2がないのですが...。更新ありがとうございます！いつも楽しみにしてます！ (2021年9月30日 5時) (レス) @page40 id: 3d7fe67ed7 (このIDを非表示/違反報告)
アニヲタの2434好き - ししゃもさん» 有難う御座います。誤字りましたｗｗ御体にお気を付けて、更新頑張って下さい (ししゃも様の書く話が私得すぎて悶え死ぬッ!!!) (2021年9月29日 19時) (レス) id: cfb75b9330 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ししゃも | 作成日時：2021年8月27日 1時
