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16 北山side ページ16

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あれは高3のときのこと ━━━━━━━━









俺が本気で好きだった先生、神山真希先生



英語が担当科目で隣のクラスの担任でもあった







好きな人いない、彼氏いない、ってずっと言い張ってて



嘘だろうけどチャンスかもしれないって信じて、
毎日のように先生と話してたりしてたけど
なかなか手強くてさ









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俺が卒業する前の日の放課後、
先生が教室にいるのを見つけて自然と恋愛話になった









「真希ちゃん、ほんとは好きな人いるんじゃね?」




「いないって何回も言ってるでしょ?
それと先生を下の名前で呼ばないの」




「いいじゃん誰も居ないんだし。
教えてよ、誰にも言わねーから」




「そういう問題じゃ...

「真希ちゃん」









ほんとに必死だったな、あんとき。









「・・好きな人はいる、ただもうこれ以上聞いちゃだめ」




「...そっか、なんで聞いちゃだめなの?」




「こんな話、先生方にもしてないの、
北山くんに初めて話したんだもの」








" 初めて " って聞くだけで、
胸が高鳴ってすごく嬉しかった

そのくらい俺は単純な人間だったんだ









「ねー、」



「ん?」



「先生、他の人より体少し弱いじゃない?」



「あー、たまに休んでんのそれが原因だろ?」



「そう。
.....もし、このお腹の中に赤ちゃんができたら、
私どうなると思う?」




「どうなるって...まじの話なのそれ?」




「...や、もしもの話だよもしもの」




「.....産むなよ」




「どうして...?」



「だって産んだら真希ちゃんが...
いや、産んでも旦那が守ってくれるって」



「ふふ、ほんとかな?」



「俺が言うから絶対だ」



「そんな自信どこからくるの笑」








これがちゃんと話した最後の会話だったかな









産んで真希ちゃんの命が犠牲になるくらいなら、
産むって選択肢を消して真希ちゃんがその後の人生を
まっすぐ歩んでいけばいい




でもまだ高校生だった俺はそんなこと言えなくて、
真希ちゃんのことが好きって本人に気づかれたくなくて。









でもそんとき確信したこと。





それはまじの話なのか聞いて間があったとき、
もうこの人は相手もちゃんといるんだなって、
お腹ん中に赤ちゃんいるんだって強く思った




俺先生のことずっと見てきたからわかんだもん、
何か隠してるときの先生の表情








...真希ちゃん、今頃元気か?





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設定キーワード:北山宏光 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2019年1月25日 23時

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