お店のお客さん ページ1
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「ちーっす」
『いらっしゃいまっ……せ……』
「お、しらたまちゃんじゃん」
『…その呼び方やめてください。お席ご案内します』
私は居酒屋で働いてるごく普通の成人女子。
で、このお客さんは結構常連さんの北山さん。
私がまだここへ来て間もないときから
通ってくださっていて、緊張でお水を
このお客さんのスーツにこぼしちゃったり、
注文した物を間違えて持ってきちゃったり。
すみません、、!っていう
私の反応にケラケラ笑ってる。
私がこのお仕事に慣れると
それをネタにしていじられることが多々多い。
しらたまちゃんっていうのは、
私の肌が白くてもちもちしてそうだからって
酔ってたときに言われたものの、
次に来たときも覚えてて、それがずっと続いてる。
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「今日は1人だしゆっくり飲もっかなー。
とりあえずいつものお願い」
『生1本と枝豆と豚の角煮ですね?』
「さすがしらたまちゃん、俺の専属ガール」
『お客さまの専属になった覚えはありません。
少々お待ちください、失礼します』
居酒屋で専属だなんてない、たまたま。
「俺のこと嫌いじゃないくせにー」
最後に聞こえた北山さんの声なんか無視して
厨房へ向かった。
チャラいし喋り方ほんと現代っ子ぽいし
背ちっちゃいし(関係ない)
いかにも女の子好きです感がハンパない。
ただ、北山さんのところへ物を持っていくときは
緊張してしまう。
慎重に、慎重にって。
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あかやま。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます^ ^ ほんとですか!!好評で良かったです!メンバーの下着トーク、妄想広げてみました(笑)藤北先輩シリーズ今後もUPしていきますね! (2019年2月25日 16時) (レス) id: 0e8a283691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちは!藤北先輩シリーズとても面白いです!下着トークいいですね〜(笑)ぜひもっといろんな藤北先輩シリーズ読んでみたいです! (2019年2月24日 16時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2018年1月21日 1時