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#007 ページ8

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「ここが三ツ矢C。んで、一個奥がB、さらに奥がA。階段を降りたら受験A、B、Cだ。あとはなんかあるか」

「なんにもないよ。」


後半の説明については知ってたよ!とはもちろん言わず。アーヤが言ってた通りだ、階段を上がる度クラスも上がれと祈る…、だったっけ?

まぁともかく、「ありがと」と、少しだけ微笑んで言った。目に見える効果はさほど無い。…ま、ここでニコポなんて期待している訳がない。ポーカーフェイスだしね、上杉くん。


「……迷惑だったよね、ごめん」


ばつが悪そうな顔をして、私は言った。つーか、どうせなら鏡くれ。アーヤの色んな顔が、合法で見れる。たぶん今の顔マジ天使だからね、仕方ないよね。


「…気にしなくていいから」


ちょっと微笑む上杉くん。えっ、まさかデレてる……?

いや、まさかね。
小3で、女嫌いが出来上がってるとは限らないし、仕方ない。ちょっと抵抗がある、ってレベルかもしれないんだから。
上杉くんはそのまま、自分の席に座った。私は教室に視線を移した。


「!!!」

「落ち着けよ…」(ボソッ)

「(分かっとるわ!!!)う、うん」


叫びたくなったのを抑え、そういった。ここで喧嘩をするのは無意味だし。大声出して注目浴びるのは、嫌だ。正しくは注目を浴びるのが嫌なんじゃない、それでKZに嫌われるのが。


(……黒木くん、小塚くんっ……!)


やばい、ふつくしあ。というかイケメン、尊い。仲良さそうに話す、三人のイケショタの戯(たわむ)れに、目を奪われていた。


(……なんか気に食わねー)

「どったのシュン、いけめんおるよ」

「…言っとくけど俺、イケメンに興味あるわけじゃ無いんだけど?」

「ごっ、ごめん……?」


授業をそのまま見学する。さすが三ツ矢Cってところか、内容は小6か小5らへん。
……うん、大丈夫、ついてける。

私は一人、ほくそ笑むようにして、その授業を眺めていた_

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羽月 リオン(プロフ) - きららさん» ホントですか!ありがとうございます!!私のノリが嫌いじゃないとは……ある意味小説を褒められるよりも嬉しいかもですね(笑) (2018年4月5日 8時) (レス) id: 4e2a259151 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - おもしろいです!そしてなにより作者さんのノリが嫌いじゃない…っ!! (2018年3月29日 21時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
羽月 リオン(プロフ) - 眠い少女さん» 合作ですか! おお…私そういう経験はなくて不慣れなのですが、そんなヤツで良ければ…( 是非お願いします。 (2018年3月23日 21時) (レス) id: 4e2a259151 (このIDを非表示/違反報告)
眠い少女 - 羽月 リオンさん» リオンさん!僕と合作しませんか? (2018年3月23日 20時) (レス) id: 5372210ae9 (このIDを非表示/違反報告)
羽月 リオン(プロフ) - 星宮のあさん» コメントありがとうございます!更新頑張らせていただいます♪謝る必要ないですよ、語彙力なんて私の方が無いですから!(おい (2018年3月17日 19時) (レス) id: 4e2a259151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羽月リオン | 作成日時:2018年1月20日 22時

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