【探偵チームKZ】KZの姫は知っている【アーヤ成り代わり】

#002 ページ3

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「…おめでとさん」

「だっ、……誰!?」



嫌、本当に誰??
瑠璃色の瞳に、茶色い髪をオールバックにした、目の前のコイツ(いけめん)……

名前も知らないけど…。
どことなく、優しそうだ。言葉は乱暴だったな、とか、冷静に考え出す。
私、なんでこんなとこにいるんだろう。私はうぅーんと考え出す。瞬間、雨と車のライトが頭をよぎった。
そして、ハッ!と気が着く。


「何で私ここにいんの?!事故ったのに」

「アー、お前はラッキーだったからな。俺は天使でさ、お前を今から甦らせる」

「天使?!」

「名前…、一応シュンらしい。これから、お前のサポートするから。お前はこれから、立花 彩になるんだよ」

「アーヤに?!…まさか、KZの世界に行けるの………?」

「ご名答ー」(笑)




完全なる棒読み…というより、半笑いというオプション付き。めっちゃムカつく。
天使に逆らうだなんて、何でかおそれ多い。いやいやいや!私、なんで…天使だなんて信じているんだろうか。

でも、白い翼に黄色い輪っかなんて、THE・天使すぎる見た目だし…。死んだはずなのは確かだし…!
それに、この男、日本人離れした、外国人みたいな綺麗な顔立ちをしているくせに、日本語ペラッペラなんですけど…ドッキリ、だよ、ね?

私は大混乱。いや当たり前だよね、非科学的すぎる出来事が、目の前で何連発も……!!


「ごちゃごちゃ言うな。行くぞ?[立花彩]…」

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