今でも大好きだよ

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A「それでいつまで隠れてるの？」


優がいなくなったことだけが分かると


隣のベッドに目を向けた


めいり「やっぱバレてるよね〜」


あははと笑いながらめいりが出てきた


A「めいりさん盗み聞きとか趣味悪いぞ〜」


めいり「盗み聞きしてたんじゃなくて


出ようとしたんだけど出るタイミング逃したって言うか」


A「あぁ…それは私のせいでもあるな」


めいり「てかどしたよ、腰」


A「太一に椅子で殴られた」


めいり「誰かを庇ったの？」


A「さつき、裏サイトの掲示板に誰かが太一に発達障害がある事書いたみたいで


さつきが太一をからかったらガチギレした太一が暴れてね…」


めいり「あんたって本当命知らずっていうか」


A「だってね〜」


あゆなが怪我するより私が怪我した方がいいって咄嗟に思ったし。


でもまさか優がここまで連れて来てくれるとは思わなかった


めいり「それで？一年の時はに毎日が楽しそうだったあんたと桐谷君に何があった訳？」


A「そこも盗み聞きしてたのね」


めいり「ほぼ全部聞こえてました」


てへっとか笑いながらピースをするめいり


A「さっき言った通りだよ」


めいり「バスケしてる人がタイプってのも初耳だし」


A「…」


めいり「しかも四年間は付き合ってたんでしょ？


バスケ辞めただけで別れたりはしないっしょ〜」


A「そこの馬鹿、うっさい」


めいり「へえ〜図星ー」


A「…優には興味なくなった、それだけ」


めいり「そんな事言ってるといつしか後悔するよ」


……毎日後悔してる


別れたあの日からずっと後悔してる


頑張って笑って、


優の顔を見ないように必死になって


本当馬鹿みたい


A「…私が捨てるんじゃなくて、捨てられたかった」


めいり「え？」


A「なんでもない」


今の独り言はめいりには聞かれてなかったみたいで内心ホッとした

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