今でも大好きだよ

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二日後の昼。


A「しっつれーーい」


野上「なんか煩いのが来た」


A「ちょっと失礼でしょ」


保健室に行くと思ってた通り野上先生がいた


こう見えて一年の頃から優のことで相談に乗って貰っていて


辛かったりするとよく保健室で休ませてくれていた


A「めいりもう帰った？」


野上「あ〜一時間目終わった後ぐらいに帰ってったー」


A「あーそう、なんだ…」


急いでドアの方へ行き


誰もいないことを確認すると一つの椅子を持って


野上先生の近くに座った


野上「なになになに(笑)


顔がすっごく近いんですけど〜相談に乗るから離れて」


A「まじで助かる！！！」


先生から離れてベンチに座ると


私の向かい側に座った先生が頬杖をついた


野上「それで？今日も元彼君のこと？」


A「あ、優はもう大丈夫です


鬼塚のおかげで仲直りしてまた付き合ってます」


ニコッと笑ってピースすると


少し驚いた後で野上先生が言った


野上「鬼塚"先生"でしょ


てか仲直り出来たの？良かったじゃーん」


A「えへへ♪


鬼塚は小さい頃から知ってるし、


しかも小さい頃から苗字呼び捨てだったし今更ね〜？


アイツも気にすんなっつってるし〜」


野上「へ〜昔からの知り合いだったんだ」


A「そう、お兄ちゃんの悪友でね」


野上「あ〜どうりであんたの相談をよくされたわけだ


自分のクラスの生徒だから心配してる以外にも何かあるんじゃないかとは思ったけど


友達の妹だったから……」


先生、自己解析してなんかブツブツ言ってるけど


とりあえず自己解析早く終わって貰わないと困る


途中で話遮らせたらブツブツ文句言ってくるし


野上「――――成程、納得」


やっと自己解析が終ったらしく


野上先生がクイッと上に眼鏡をあげた


野上「それで今日はどうしたよ」


A「絶対に誰にも言わないで欲しいんだけど…」


野上「？」


A「妊娠、のことで教えて欲しいの」


小さい声でそう言った瞬間、


野上先生の驚きの声が保健室に鳴り響いた

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