今でも大好きだよ

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さつき「はぁ〜ん？そんな訳ないでしょ。


ノリは絶対にそんなことしない」


A「どうかな〜？


さつき、自分のことを誰よりも可愛いと思ってるし」


さつき「そこ関係ある？」


A「あるの！！


その人達は絶対に危ないって」


さつき「大丈夫だって、私を信じて。ね？」


A「真面目に聞いてよ！」


さつき「私はノリたちを信じてるの」


A「馬鹿！頑固！」


さつき「褒め言葉として受け取っておく〜」


A「さつき！」


最後の最後まで全く信じてくれないさつきは


何処かに向かって歩き出すと


さつきの背中に向かって溜息をついた


やっぱり信じてはくれないか


だったらこうなったら…


A「宏尚！」


宏尚「？」


A「絶対にさつきを守って


あの子から目を離さないで」


鬼塚に連れて行かれそうになった宏尚に


小さい声でそう言うとパソコン室に戻り、


すぐに冴島に電話をした


冴島『おうA、俺だ、あのサイトの事で何か分かったか？』


A『うん、さっきまで見てたんだけどチャットみたいなのに


次のカモがウチの学校の同じクラスの子が狙われてることが分かった。


ストーカーして捕まったっていう男も


もしかしたらこのサイトを見て情報を取得したのかも』


冴島『成程…それで、どの生徒だ？英吉さんとこの子か？』


A『そう、さっきその子に直接聞いたら


昨日海で四人の大人に会ったって。


三人の男と一人の女がいて四人とも年は30から40の間で…』


冴島『30から40で…』


A『一人目の男の特徴は黒髪で身長は180近くで


二人目は茶髪のハーフっぽい感じの奴、身長は一人目と同じで180近く、ついてこれてる？』


冴島『余裕余裕』


A『よし、で、三人目の男は大きなギターのような物を背負ってる。


袋は黒で、上の方に帽子を乗せてるの』


冴島『ギター？…コイツは分かり易そうだな』


A『四人目の女は黒髪で髪の長さは胸の下辺り、もしくは胸の上、変な想像しないでよ』


冴島『してません!』


今、向こうからうふふとか聞こえて来たんだけどなあ〜

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