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ピンポーン
20時を少し過ぎた頃、インターフォンが鳴った。
モニター覗くと、キャップを深く被った男の人が映っている。
「はい」
『俺、開けて』
「うん」
ロビーの扉のロックを解除してしばらくすると、今度は部屋のインターフォンが鳴る。
玄関のドアを開けると、彼はするりと部屋に入ってきた。
「いらっしゃい」
「うん。 ……なぁ」
「なに?」
「あれ言ってよ」
「あれって?」
「……おかえりって」
……うん?
あなた、ここに来るの2回目ですよね?
なぜおかえり?
とは思いつつも、仕事終わりだしなと思って
「……おかえり?」
と言葉にすれば、嬉しそうに
「ただいま」
と微笑む彼。
その表情にドキッとしたけど、彼がイケメンだからだよね?って自分に言い訳してみた。
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作者名:リオ | 作成日時:2018年9月5日 19時