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「A、晩飯どうするー?」
「……はい?」
「晩飯まで作るの面倒でしょ? 食いに行こうか」
「ちょっと、え?」
「ん?」
何?って顔してこっち見てるけど。
晩ご飯?
この人はいつまでいるつもりなんだ?
仕事は?
今日は休みだって言ってたけど、明日はあるんでしょ?
帰って休まないの?
そんな私の心の声が聞こえたのか、それとも察知したのか。
「俺ね、明日仕事昼からなの」
「……はい」
「Aは休みだよね?」
「えぇ、まぁ」
「特に予定もないって言ってた」
「まぁそうですね」
「じゃあいいじゃん。ね?」
「何が?」
「俺がここにいてもいいでしょ?」
どーせ暇だろ? って笑う彼。
まさかとは思うけど……
「……泊まるつもり?」
「ここに泊まるか、Aを連れて帰るか悩んでる」
着替えとか持ってきてないしなー。
用意してくればよかった。
明日帰って着替えればいいかな。
なんて言ってる彼。
「……嘘でしょ……?」
ねぇ、誰か嘘だと言ってくれ。
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作者名:リオ | 作成日時:2018年9月5日 19時