鬼でもヒーローになれますか？

いもうとは強い ページ3

出久side



「っっ!?A!?」


太陽の光に当たることを恐れAに覆い被ろう


と立ち上がりAの近くに近づこうと...。


A「むぅーー。。」


竹を咥えて小さいままのAは


「っっ。」


かっちゃんをこれでもかと言うぐらい


爆豪「あぁ??ガキがこっち見てんじゃねぇよ」


「っっっ。A。。」


睨んでいた。


僕の声で僕の存在に気づいたのか


とてとてと走りよってくる。


爆豪「あぁ!?無視してんじゃねぇぞ!?」


かっちゃんの脅しに目もくれずAは


僕の頭をグイッと引っ張った


「んえっっ!?ちょっA!?!?」


フワッと僕と同じ匂いに少し血が混じった香り


が僕を強引に包み込んだ。


突然の出来事に皆固まって見ている。


かっちゃんをも目を点にしている。


「A!!!!!大丈夫だからっっ!!」


何だかいたたまれなくなり引き剥がそうとする


でも。


ギュゥゥゥ


「ちょっ!?痛いｯｯ!!痛いって!!」


小さな体で僕の頭を包み込む。


いや。痛いよ！！！！！！


「Aｯｯ!!死ぬぅ!!」


必死にAに訴えかけると


フワッ


Aは名残惜しそうに手を離した。


「A。。もう。痛かったｯｯ!?A!?」


Aに話しかけようと顔を見ようとすると


A「っっ。んｯｯ。んんんｯｯ!!!!」


ボロボロと涙を流すAが居た。


竹が邪魔で上手く息が吸えないのか肩を大きく


震わせながら大きな涙を流していた。


「A。。。。」


色んな感情が入り交じったような歪んだ顔をし


ているAを見て、また僕は自分自身に失望


してしまった。


僕よりも小さい女の子が僕を助けようと。。


何も言い返せなかった、過去の自分を呪った。


「ごめｯｯ!?」


Aにごめんと言おうとすると、。


爆豪「おいｯｯ!!テメェ何もんだ??!」


かっちゃがAを壁に押さえつけて


質問をしていた。



ン？？？？？？？壁に？？？？？？？


壁ドンんンンンんンンンんｯｯ!?


驚きながら2人を見ると


Aはかっちゃんを赤く腫れた目で見ていた


ーーーーーーー



かっちゃんんんんんんん(泣)


なんかラブコメ感でたんやけど。。


文字数。。。

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