第103話 鬼と金棒 ページ8
猫「天才が一人混じったところで、それだけじゃ勝てやしないのさ」
そう言った猫又先生は"彼"のことをチラっと見た。
ずっと、静かに、烏野を観察し続けていた
研「…翔陽が攻撃の軸なら止めちゃえばいい…」
『(…なるほど)』
山「翔陽？名前？誰？」
『あのすばしっこい10番だよ』
山「あぁ！」
山本の質問に答えながら、研磨の話を聞く。
研「縦横無尽に動かれて捕まえらんないならその範囲を狭くしちゃえばいいよ。そんであとはひたすら
『…それってつまり、日向の動きを誘導するってこと？』
研「そういうこと。
犬岡、ウチで一番すばしこいのお前だよね」
犬「あざッス！ハイッス！」
研「確かにかんな攻撃、最初に見た時は誰でもびっくりするんだと思う。おれもびっくりしたし…」
『(あ、研磨びっくりしてたんだ…)』
研「でも、最初クリアできそうにないゲームでも繰り返すうちに
『……』
猫「あの9番10番はいわば鬼とその金棒。まずは
正直驚いた。
私は今まで"強いバレー"を何度も見て来たけど
いつ・どこからでも繰り出す精密なトス。
いつ・どこにでも飛ぶスパイカー。
この先強敵が現れてもしばらくはやっていけると、そう思っていた。
なのに。
音駒は、研磨は、こんなにも早く解決策を思いついてしまった。あの変人速攻を攻略されるのは時間の問題だ。私は少しの危機感を持ちながら、研磨の説明を聞いた。
研「…翔陽が前衛に居る時はブロックは皆右に寄ってみて。見た感じ翔陽はただ単純に、ブロックが居ない所に真っ先に突っ込んで行くんだ。だよね、千尋？」
『…う、うん』
っていうか私にいちいち正誤確認するのやめてくれないかな？
なんか
そんな私の気持ちは読み取ってもらえるはずもなく、研磨は言葉を続ける。
研「その翔陽を避けるようにして他のスパイカーが入ってくる。だからブロックを片方に寄せればブロックの居ない側に動くと思う。
あとはMBが1対1でひたすら追っかける。犬岡が翔陽とマッチアップ多いから頑張ってね」
犬「ハイッス！！」
研「MB以外は翔陽無視して他のスパイカー2つくといいと思う…」
山「よっしゃ」
こうして、対変人速攻攻略法が整ったところでタイムアウトが終了した。
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りんねむ(プロフ) - 零さん» そんなことないです！更新しようと思ってます！ アニメも最終シーズン動き出したみたいですしね！！頑張って面白い話書いていきたいと思います！！ (2022年9月5日 0時) (
レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 凪さん» 返信遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！( *´꒳`*) また、更新していきたいと思います！ (2022年9月5日 0時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - この話ってもう更新されない感じですか？😭この話春高までやって欲しいです。おもしろくて一気見しちゃいました。更新楽しみにしてます (2022年9月4日 19時) (レス) id: 3b18e7e712 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - とうとうシーズン4ですね おめでとうございます！ りんねむさんの小説、いつも楽しみにしてます。これからも無理のないよう頑張ってください (2020年7月19日 23時) (レス) id: 2e6c097ff9 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 鬼刀茜さん» 120話が"烏飼"になってました！先程"烏養"に訂正しました！御指摘ありがとうございます！m(_ _)m (2020年3月26日 13時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2020年1月11日 10時
