第98話 試合前in音駒 ページ3
千尋side
黒「ということで、今日1日
『烏野高校2年、茨木千尋です。よろしくお願いします』
全「お願いしアース!!!」
黒尾さんに連れられ、音駒サイドに着くと音駒の選手たちが温かく迎えてくれた。
黒「ハイコレ」
『はい?』
黒「そのカッコじゃ違和感あるだろ?ちょっとデカいかもしんないけど勘弁な」
そう言って黒尾さんが渡してきたのは、さっきから手に持ってたビニール袋。少し開けて中を見てみると真っ赤なジャージが入っていた。
…あぁ、このパターンね。
『…ありがとうございます。すぐ着替えて来ますね』
黒「おぅ」
黒尾さんに一度頭を下げてから器具庫へ走る。下だけ履き替えてすぐに戻った。
黒「やっぱデカいなw」
『ですね』
「何だよ黒尾。言ってくれれば俺の貸したのに。サイズ的に俺のが良かったろ」
タボタボのジャージをまくりながら黒尾さんと話していると、音駒の選手たちがワラワラと寄ってきた。
ちなみに今話していたのは音駒のお母さん。体育館入る前にスがさんと話してた人ね。
黒「いやー、知ってるヤツのほうが抵抗少ないと思ってさー」
「なるほどなー」
『別に気にしないですよ、私。』
黒「えぇ…なんかショック」
『すいません』
「黒尾ざまぁwww」
あ、意外と辛辣。
っていうかこのジャージ、黒尾さんのだったんだ。…意外といい匂い。
そんな時、また違う声が聞こえる。
「なら俺のでも良かったんじゃない?」
『…研磨?プリン…研磨だったんだ』
「うん。久しぶり千尋」
声がしたほうを向くと、プリン頭が可愛い同級生がいた。彼も黒尾さんと同様、先の春高で一緒にご飯を食べた仲である。
『久しぶり。なんかウチの日向がお世話になったみたいだね』
「うん。お互い迷子だったんだ」
『?…そっか』
黒「なぁ俺だけ仲間はずれにすんのやめてくんない?」
研「…ごめん」
『そんなつもりは無かったんですけどね』
研磨と話して居ると黒尾さんがブーブー言いながら会話に入ってくる。少しだけ、及川さんに似ていると思った。なんかこう、かまってちゃんなところが。
「つーか黒尾、お前と茨木さんの関係って何だよ」
「あ!それ俺も気になってました!!」
今度はお母さんとドラ息子が鳴いた。
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りんねむ(プロフ) - 零さん» そんなことないです!更新しようと思ってます! アニメも最終シーズン動き出したみたいですしね!!頑張って面白い話書いていきたいと思います!! (2022年9月5日 0時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 凪さん» 返信遅れてごめんなさい!コメントありがとうございます!( *´꒳`*) また、更新していきたいと思います! (2022年9月5日 0時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - この話ってもう更新されない感じですか?😭この話春高までやって欲しいです。おもしろくて一気見しちゃいました。更新楽しみにしてます (2022年9月4日 19時) (レス) id: 3b18e7e712 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - とうとうシーズン4ですね おめでとうございます! りんねむさんの小説、いつも楽しみにしてます。これからも無理のないよう頑張ってください (2020年7月19日 23時) (レス) id: 2e6c097ff9 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 鬼刀茜さん» 120話が"烏飼"になってました!先程"烏養"に訂正しました!御指摘ありがとうございます!m(_ _)m (2020年3月26日 13時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんねむ | 作成日時:2020年1月11日 10時