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お昼。
母が、朝から頑張って作ってくれた弁当を通学カバンから取り出すと、数人の女子が群がってきた。
「ねぇねぇ日壁さん!!どうやったらそんなに軽々と問題が解けるの??ほらー数学の時の!!!」
「だって前まであんまり得意じゃなかったでしょ?」
納得できる質問と、えらくグイグイくる失礼な質問が投げかけられた。
これ答えない訳にもいかないよな…
でも幽霊に教わったとか、口が裂けても言えないし。
「ねーどうやってるの?」
うーむ。どうしたものか_
「そんなこと、聞いてどうすんだよ。」
「そうよ。もしかしたらAちゃん、皆に言えないような技を身につけたのかもしれないじゃない。」
質問の間に割り込んで庇って(?)くれたのは、幼馴染の山下優太と、その彼女の(こっちは幼馴染じゃない)ちょっと厨ニ病気質な佐多陽乃。「ようの」と書いて、「はるの」。
元々、私は優太と仲が良かったんだけど、中学に入って陽乃ちゃんに出会った。
陽乃ちゃん、凄く可愛いから優太がほぼ一目惚れ。
優太もまあ顔は整っ…てんのか??
とりあえず二人ともお似合いだったし付き合った。
周りのカップルみたくベタベタしまくらないから、品のあるカップルとして有名だ。
ってそんなのはどうでもいいっ
次!次!!
「そ、そうだよ!!あれはまぐれだよ!
普段から馬鹿な私が出来るわけないじゃん…」
二人にばっか任せてらんないから、自分でも言い返してみる。
まあ後半は自虐ネタだったから、途中から悲しくなって声が小さくなったけど…
あ、でも効果は有ったみたい!
「そっかー…ごめんね?へんなこと聞いて。」
凄く素直に謝ってくれた。
「うん、全然大丈夫!!」
そういうと皆自分の席に戻った。
お礼言わなきゃ。
「二人ともありがとう!おかげでお昼を安心して食べれる!!」
すると二人は
「安心って大袈裟じゃね??
一応、曲がりなりにも幼馴染で友達なんだし、当たり前っちゃ当たり前だから。」
「友達じゃなくて、し・ん・ゆ・う!!
ね?」
だって。
素直に嬉しい。こういう時に私は幸せ者だなって思うんだ。
「うん、ありがとう。」
「あ、Aちゃん、今日優太くんと帰ってあげて?私は委員会で忙しいから。」
え
「私、そしたら優太のこと、陽乃ちゃんから取っちゃうかもよ??」
冗談で言うと、陽乃ちゃんは一瞬真顔になってから笑って
「こんな変人、私しか好きでいてあげられないに決まってんじゃん♪」
と言った。
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ふにゅにゃん@ゆい(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます!今ちょうどテストなので、明日の夜中から明後日にかけてぐわっと更新します。これからもよろしくです!! (2014年10月9日 14時) (レス) id: 89967b37fb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - おもしろかったデス。更新待ってます。頑張って下さいね (2014年10月9日 13時) (レス) id: a84825341d (このIDを非表示/違反報告)
ふにゅにゃん@ゆい(プロフ) - 相模さん» ありがとうございます!今日(昨日?)も更新しようと思ったんですが、宿題がまだで…w はい、頑張ります! (2014年8月24日 1時) (レス) id: 89967b37fb (このIDを非表示/違反報告)
相模 - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2014年8月23日 23時) (携帯から) (レス) id: a961cee3f2 (このIDを非表示/違反報告)
ふにゅにゃん@ゆい(プロフ) - 水龍さん» おおお面白かったですか!?はい、頑張ります!!!!これからも応援よろしくですm(__)m (2014年8月22日 14時) (レス) id: 89967b37fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふにゅにゃん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Rinlen12271/
作成日時:2014年8月10日 23時