検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:85,943 hit

. ページ28

.



その場から逃げ出したいと思った時にはもう、足が自然と動く。苦しいし、あの空気にいたくないし、手は震えてるし。いてもたってもいられなくて、小走りで自分の家に向かう。



今まで北斗から伝えられてきた「好き」は、真っ赤な嘘だったの?本命は百合花ちゃん?ちょっとでも北斗に本気になってた自分があほくさく思えてくる。



…でも、今ので決心がついた。
長いようで短いような、短いようで長いような、そんな彼への恋心は終わりにさせよう。



涙を堪えてるけど、今すぐにでも溢れ出てしまいそう。そんな表情を隠しながら家に着いた。
玄関で靴を脱いで、そのままベットに直行してダイブ。少女漫画みたいなことをした。



スマホを取り出して、北斗にメールを送る手で止まる。…おかしいな、手が何かにとりつかれてるみたい。思うように動いてくれない。
君に伝えなきゃ、「今までありがとう」って。






結局、なにも進まないままで時間は次の日へと過ぎていった。





.

.→←.



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
598人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 松村北斗   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年12月5日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。