Curtain call. 〈Hokuto.M〉 (ページ14)

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北斗の家ページ14

「適当に座ってていいよ。お風呂沸かしてくるから」
『分かった』

the・男の人の部屋って感じ。入った瞬間北斗の匂い…いや、これじゃ変態か。

ふかふかなソファーに座らせてもらって、テレビの上に飾られている時計を見る。今から引き戻るのも遅いし、今夜は泊まらなきゃいけない…？

『…』

今日はいろんなことが起こる日だなぁ…今度カレンダーにでも記念として書いておこ…

「どうしたの？ぼーっとして」
『いや…今日は泊まることになるのかなぁって』
「そういうことになるね。申し訳ないけど…。」
『大丈夫だよ！家に帰っても1人だし』
「そっか」

長いようで短い沈黙。
話題を振ろうと必死に考えていると、北斗が隣に座り、こう続ける。

「…さっき。Aが男の人たちに連れ去られそうになったじゃん？」
『…怖かった』
「でしょ？だから、今日は安全性を考えて、俺の家に来てもらった。」
『うん。本当に、ありがとう。』
「当たり前のことをしてるだけだよ」

北斗には、その“当たり前”が、どれだけ私の心を揺れ動かしてるのか知らない。

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12/09 17:30追記

ランキング入り！ありがとうございます！！嬉しいです！
これからもCurtain callをよろしくお願いします！🖤💎

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