みんなでシェアしよ。3【すとぷり】【体調不良】

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ななもり。side


医「恐らくころんさんは、下船病、という病気です。」

な「下船、病……」


それって、さとみくんが言ってたやつだよね…


ジェルくんによると、ずっと船に揺られているような感覚になる病気だとか…


な「それって…治りますよね？」

医「……我々も最善を尽くしますが、現在の医療の技術では、治療法は見つかっていません…」

な「そんな…」


俺のせいだ…俺が、俺が船に誘ったからこうなってしまったんだ。


俺は車で吐き疲れてしまったころちゃんの頭をそっと撫でた。


すると医師さんが、


医「必ず治るとは限りませんが、入院してリハビリをすることは出来ます。そして克服された方もかなりいますよ。」

な「入院ですか…はい、お願いします…！」


入院となってしまったので、俺はすぐにメンバーに連絡した。

するとすぐに既読が4つ付いて、すぐにメンバーが来た。


ｶﾞﾁｬｯ


ジ「な…なーくん！」

さ「ころんは、？」

な「ころちゃんは今リハビリ室にいるよ。」

莉「そうなんだ……良かったぁ………」

る「ホント、何かあったのかと思いましたよ…」


息を切らしたメンバーが入ってきて、俺は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


気が付くと、頭が下がっていてみんなに謝っていた。


な「…っ、ほんとにごめん…！！！俺のせいで、俺が船に誘ったせいでころちゃんがあんな辛い目に…みんなにも心配かけて…本当にごめん……」


すると頭を優しくポンポンされて、そしてゆっくり顔を上げたらとても柔らかく、優しい顔をしたメンバーがいた。


ジ「ええんやで、なーくんが謝ることない。」

さ「誘ってくれて本当に嬉しかったぞ！もちろんころんも嬉しそうにしてたし！」

莉「ころちゃんったら数日前から楽しみにしすぎてて、浮かれすぎ!!って笑」

る「ほんとですよ、！家の中走り回って何回注意したことか…」

ジ「ころんもな、本当に楽しみにしてたんやで。なーくんは最高のリーダーだって言ってたで。」


すると体の力がふわってして、本当に最高のメンバーに恵まれてるなって思ったよ。


ころちゃんはきっと治る。


だから、早く6人揃ってもっと仲良くしようね。


そう思いを胸に、俺たちはころちゃんのいるリハビリ室に歩いていった。





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治るのか、治らないのかはあなたの想像自体です___

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