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そんなこんなから早1週間
降谷さんは多忙な合間を縫うように時折こちらに顔を出されては、仕事をされるAさんにまるで子供のようにひっついて甘えて
ケーキやら何やらスイーツを食べさせ
特にこれと言って何もせずにまた去っていく
と我々には衝撃的な光景がここで繰り返されている最中、何度も響いて来るのは
Aさんの
『だ、ダメですってば！！』
や
『もう！太っちゃいますよ！！』
という惚気声
こんな状況に公安部ではヒソヒソと
『マジかよ...』
『あの降谷さんがイチャイチャしてる...』
『意外と好きな人にはゾッコンなんだな...』
『なんか見ちゃいけないもの見てる気がするんだけど...』
『っていうか、仕事してなくね？』
まさにその通り
顔を出して好きなだけAさんの邪魔をしながらちちくりあっては、仕事もせずに帰って行ってしまうのだ
それに対しAさんがいつも後から"ごめんなさい、私も手伝います"と頭を下げる始末
その為に我々一同残業をしていると、またふらっと上司がやって来て大好きな彼女だけ連れ帰って行かれる
見せられてる我々の気持ちも考えてほしい
そう、非常に羨ましい
そりゃ私だって男ですから！？
好きな女性とイチャコラしたいですよ！
でもモテないし、公安だから交際も出来ないし、職場はむさ苦しい男だらけだし
実はそろそろソッチ側に花開きかけてたような気もします...というのは半分冗談でも、
当部署に珍しく入って来た若い女の子に、心の隅っこで"いいなぁ"と思っていた人間もいくらかいると思うが
結局我らが誇る最強のモテ男に持っていかれた
人生勝ち組にも程があるじゃないか
そんな今日は、もう通常出勤の時間をとうに過ぎているというのにAさんがいない
まさか...痴話喧嘩でもされてまた福岡に帰っていか
バンッ
公「あ、降谷さ...え？」
降「全員揃ってるか？大事な話がある」
突然勢いよく開いた扉に何事かと目を向けると、何故か制服姿の我らが上司
よく似合ってらっしゃるとは思うが、式典があるとは聞いていない
降「本日付でここにもう一人ゼロが配属になった」
風「ぜ、ゼロですか...？」
こんな時期の新配属？
そんな情報はどこにも
...と首を傾げていると
「...あ、どうも...」
風「え」
公「えっ」
公「えっっ」
これが我々に救いをくれた新上司の始まり
「...えっと...ゼロです...あ、Aです...」
また年下上司が増えました
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夜月陽詩(プロフ) - 好きです。続き更新されたらいいな〜なんて。 (2022年9月4日 13時) (
レス) @page11 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - はじめまして！！多分見てないなと思われるのですが、どうしてもコメントしておきたくて、、、とっても素敵な作品ありがとうございます！！独占欲むき出しな降谷さんにときめきました〜♡♡ (2022年5月1日 22時) (レス) @page11 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - キュン死しちゃいます🥰 (2021年11月7日 12時) (レス) @page11 id: c416b236de (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 楽しみにしてる作品だってあったのにこの作品とノックじゃないのなら付き合いましょうとか (2021年11月1日 23時) (レス) @page11 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - すごく面白いです！降谷さん可愛いですぅぅ!!! (2021年10月18日 11時) (レス) @page10 id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin.
| 作成日時：2021年10月12日 20時
