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「ま、またこんなにたくさん...」
降「たくさん作ると言っただろ」
「そうですけど、食べ切れないですよ...」
降「明日の弁当にすればいい」
あれから気を持ち直した私は久々の休暇となった時間をベッドの上で過ごし、アニメをスマホで見ようとも全然頭に入らなくて
まるで思わず出ちゃったようなあの"可愛い"って声が響いて響いた
恥ずかし過ぎる...
でも幸せ過ぎる...
しかもスパダリ...
何なら上司
もしかしてこれはドラマや漫画で見かける社内恋愛ってやつ...!?
でもこういうのは周りに知られちゃいけないとか、何だったら"止められない部長とのイケナイ関係"だとかっていうのが多いけど...
...や、やっぱり風見さん達には秘密かな...?
変に意識しちゃって欲しくないし
これからも同じ仲間として
と考えていたところになったインターホン
それも高速で何度も鳴るから
『は、はーい!今開けま、あっ...!』
勢いよくドタバタとドアを開けたら、いつの日かに見たのと同じ光景
違う物といえば時間と、その手には主婦のようなトートバッグで
それがドサっと地面に落とされ空いた手が金色の髪をすり抜けて額に
『ご、ごめんなさい!!痛みますか...?あの、保冷剤なら今すぐ、っえ...?』
...と思ったらその反対の手が私の額に
ちょっと冷たくて気持ちいい...
その指先から鼓動を感じれそう...
とかキモいと言われても仕方ない事を考えてたら
降『...良かった、熱は無いな』
『熱、ですか...?』
降『さっき、電話口で倒れた音がしたから心配だった。昨日の夜もいきなり熱くなって倒れた上に、今日も朝早くから長旅だったからな』
...そんな真剣に心配されたら、"実はキュン死しました"なんて言えない
そのまま、"来るか?夕飯にしよう"って一緒に来たお隣
相変わらず整理整頓が良くされた部屋
無駄な物は一切無い
油が跳ねる音が間も無く聞こえて来たけど、何をしたらいいのか分からなくて
ダイニングテーブルの前じっと座りながらそのイケメンな背中を眺めてた
本当に手際良いな...とか、他の人にも作った事あるのかな...って嫉妬もして見たり
次第に埋まって行ったテーブルの上は美味の塊
「美味しいです...!」
どれを取っても美味しい
隅から隅まで美味しい
プロのシェフみたいというか、ちょうどよく馴染む家庭的な暖かい味
それがすごく...って...本当にバリ嬉しそうに見て来るじゃん...
え、可愛い...
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夜月陽詩(プロフ) - 好きです。続き更新されたらいいな〜なんて。 (2022年9月4日 13時) (レス) @page11 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - はじめまして!!多分見てないなと思われるのですが、どうしてもコメントしておきたくて、、、とっても素敵な作品ありがとうございます!!独占欲むき出しな降谷さんにときめきました〜♡♡ (2022年5月1日 22時) (レス) @page11 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - キュン死しちゃいます🥰 (2021年11月7日 12時) (レス) @page11 id: c416b236de (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 楽しみにしてる作品だってあったのにこの作品とノックじゃないのなら付き合いましょうとか (2021年11月1日 23時) (レス) @page11 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - すごく面白いです!降谷さん可愛いですぅぅ!!! (2021年10月18日 11時) (レス) @page10 id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin. | 作成日時:2021年10月12日 20時