公安警察、辞めさせて下さい【安室透/降谷零】

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案内されたのは札に何も書かれていない公安部の一つ隣の部署
パスワードで開かれたドアの先は、公安部程ではなくてもそれなりに広さがあるオフィスになっていて、一気に注がれた男性達の目線

うわ...男ばっかりだ...

と引いたその瞬間が懐かしい
今じゃ支えてくれる掛け替えも無い仲間だけど


風「明日からAさんはここに勤務して下さい」

「え、ど、どういう事ですか？私は公安部の所属で

公「風見さん！その子が期待の新人ちゃんですか！」

風「ああ、AAさんだ。皆サポートしてやってくれ」

「あ、あの...」

風「ここは、先程話したゼロと直接連携が取れる部署になります。Aさんの能力では充分に適任だと判断されました」

「...はい？」

風「もちろん他言はしないで下さい。機密性の高い部署になりますから」

「いや、そうじゃ

風「降谷さん、こちらが本日より


っえ...嘘...いたんだけど...
イケメン


風「公安部に配属になったAAさんです」

「.....」


金髪に青い目って...すごい...初めて見た
警察官なら日本人だとは思うけど、ハーフか何か...


降「.....」

風「.....」

「...っ、Aです！どうぞ宜しくお

降「借りても問題は無いな？」

風「しかし、研修がまだ

降「あんな物何の役にも立たない。術科センターを手配してくれ」

「い、今からですか？」

降「そうだ、今すぐだ」


自分よりも背の高い男二人による頭の上の会話を聞きながら、全く状況は飲み込めないし
それなら予想だにしなかった目の保養をじっくり観察して...
うわ...鼻筋スッとしてる...
唇の形も良い...
スーツの上からでも分かる肉体美してそう...
しかも良いにお


「っ...す、すみません」


あぁ目合っちゃった...！
変な奴だって思われたかな？
気持ち悪く思われてないかな？
彼女...いるのかな...？
すごく若そうに見えるけどそもそも何歳？
っていうか、この人がゼロ...？
じゃあとんでもないエリートって事？

...カッコいい
同じ職場にこんなイケメンがいるなら絶対頑張れる！
公安警察になって良かった！


...ってこの時はしゃいでたのが懐かしい...
本当はとんでもない地獄が待っていたなんて、知らなかったから...


降「風見は後ろに乗れ」

風「え、は、はい...」


あの何度修理をしたか分からないRX-7の助手席に初めて座ったのもこの日だった
まだ運転姿に見惚れる余裕があったから良かったけど...

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