209 佐藤side ページ9
佐藤「あ、あなたは....」
突如現れた男性からは、得体の知れない圧力を感じる
高木「.....安室さん....?ポアロの安室さんですよね!?」
安室「はい、安室透です」
佐藤「....ど、どうも...」
安室「捜査の進捗はどうなっていますか?」
・
安室透と名乗ったこの男は、私達を見ているようで全く視界に入れていない
まるで
“お前らなどどうでもいい”
と言っているかのような
公安部との異例の合同捜査
警察庁の介入
......何が起きているの
・
高木「.....佐藤さん?」
佐藤「え?あ...ごめんなさい。アパート前の防犯カメラの映像を元に容疑者を追跡、かつ特定にかかっています。DNA鑑定早くとも明日まではかか.....」
安室「見せてください」
佐藤「.....何をですか?」
安室「防犯カメラの映像をです」
佐藤「.....松田Aさんは私達警察が必ず見つけますので、あなたは安し......」
胸を抉られるような威圧感に息がつまる
安室「見せて、下さい」
佐藤「....分かりました、こちらへどうぞ」
高木「佐藤さん!?」
・
この男何者なの
Aちゃんが“パパ”と呼んでいた、松田君のお友達よね?
職業不明の。
・
・
・
・
安室「この車、検問にかけましたか?」
佐藤「はい。警察の事よくご存知ですね...?」
安室「僕は探偵をしていますので。Aの出血量はいくらですか?」
探偵.....
それは人に言えない様な職なのか
佐藤「映像を見る限り、腕を大きく切られているようですが、出血量は50から100mlとそれほど多くはありません。刃物が深くは入らなかったようですね」
映像が再生されていくにつれ、“安室透”が映し出される
佐藤「.....通報はあなたが?」
安室「ええ。動揺して遅れましたが」
私との会話は心うつつに、映像を再び再生して標的を捉えて離さないような、鋭い目で観察する
安室「引き続き捜査を続けて下さい」
なぜそんな事をこの男に言われなきゃならないのか
佐藤「.....私達日本警察を舐めないで下さい。必ずあなたの元にAちゃんを返します」
そう言うと、バカにしたように小さく笑われる
安室「そうですね、日本の警察は優秀ですからね。期待してますよ」
....嘘だ
全く私達など当てにしていない
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故哀(プロフ) - 更新ありがとうございます!!私は読ませて頂いている立場なので、どちらでも作者様のお好きな方にしたら良いと思います!!どっちになっても楽しみにしています! (2021年6月15日 0時) (レス) id: ff320ab344 (このIDを非表示/違反報告)
みにわ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも陰ながら応援しています。何回もこの作品は読ませていただいてとても好きな作品です。サンプルを読ませていただきリバイタライズもとても楽しみにしてます♪是非更新よろしくお願いします!! (2021年6月14日 23時) (レス) id: a8cfd4ab6b (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - リバイタライズ読みました!前の作品も読みやすく面白くて最高と思ってたんですがリバイタライズが圧倒的に良すぎて書き直しが読みたいです(笑)心情とか描写がもう…!語彙力が無さすぎて上手く伝えれない、、、。毎回更新の通知が来るのが嬉しくてたまらないです、、 (2021年6月14日 20時) (レス) id: 152376b941 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - やっぱり続き読みたいです!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: ba820af92f (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 読みました!前より面白くなってるので、書き直しがいいです! (2021年6月14日 16時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin. | 作成日時:2018年7月12日 15時