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#08 ページ8

side 赤葦



6月も終わりそうな頃、風邪が酷くなった、とAさんは1ヶ月ほど入院した。

俺は正直疑う部分もあったけれど、木兎さんにもそう言っているらしく、本当にそうなのだろうと思っていた。



木兎さんは明らかに元気がなくなったし、たまに気分が良さそうかと思えば、さっきAと電話した、と言うことがよくあって、どこまでもAさんのことで頭がいっぱいなんだろうな、と微笑ましくさえ思った。

そして迎えたインターハイ予選は、まだAさんがいないままだった。
他の2人のマネージャーが交代でベンチに入っていた。




インターハイ本戦への出場が決まった頃、Aさんは戻ってきた。




「みんな久しぶり〜。長いこと休んじゃってごめんね」


「A!」
「もう大丈夫なのか!」
「心配したよ〜」


ひょこ、と突然現れたAさんにみんなが駆け寄る。
本人を目の当たりにして、俺の疑念はより一層深まった。


「本当にもう大丈夫なんですか、Aさん」

「……なに赤葦、怖い顔して。わたしもう平気だよ!」






間があったとはいえ、俺が目を合わせてもじっと見つめ返してそう言ったAさんの言葉を、少し鵜呑みにしてしまっていた。


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Rikka(プロフ) - 瑠衣さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです(;_;)ありがとうございます!完結までお待ちください、! (4月11日 18時) (レス) id: 1c396819ac (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 泣きました。涙が止まりませんでした。これからも頑張ってください。応援しています。 (4月10日 20時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rikka | 作成日時:2020年3月23日 22時

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