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#06 ページ6





「……は、?」


どぼん、と水の中に浸かった時のように周りの音が遠ざかっていく。
自分のゆっくりと脈打つ心臓と、震える呼吸の音だけが体内で響いた。


「……がん……?」


「……はい。ステージ3の進行性膵がんです」



白衣を着た目の前の男は、淡々とそう言った。
いや、そう聞こえるのは自分が思うよりショックを受けているからかもしれない。

ほんの少し、お腹に違和感があって、それで診察を受けてその結果が、これ。


「わたし、死ぬんですか?」

そう言った私の声は震えていた。


「まだ摘出手術ができますので、__ … 」



医者は何か言っていたけど、もう何も耳に入ってこなかった。
自分ががんという大病を患ったという事実が突きつけられ、重くのしかかった。









私のただ1人の家族である母親の車に揺られて家に帰る。
少し落ち着いてきた。


日頃から、私が病気になっても隠さないでね、とか私が事故にあったりして万が一のときは臓器提供してね、とか言っていたからだろうか。
まさか、本当に病気になるなんて。
言霊の威力がこんなところで発揮されるなんて。




窓の外ではまた雨が降っている。









これから、どうすればいいのだろう。









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Rikka(プロフ) - 瑠衣さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです(;_;)ありがとうございます!完結までお待ちください、! (4月11日 18時) (レス) id: 1c396819ac (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 泣きました。涙が止まりませんでした。これからも頑張ってください。応援しています。 (4月10日 20時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rikka | 作成日時:2020年3月23日 22時

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