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結局、私は入部しなかった。
遥人は入部していたけど。
流石白鳥沢と争うだけあってレベルは高いんだよ。ちょっと惜しい．．．。
朝練に合わせて登校して自習なり宿題なりやって時間を潰して放課後も適当に時間を潰して遥人と帰る毎日。
風の噂で、あの大人しい先輩が退部したと聞いた。今まで味方じゃないけれど庇ってくれてた人がごっそり花宮にメロメロなんだそうで。
少し経って校内で見かけた先輩はとてもスッキリした顔をしていた。
まぁ、辞めて正解だったよね。
遥人はマネージャーは鬱陶しいけど楽しくバレーをやってると言った。
「ならいっか。」
「うん」
そう笑った遥人を覚えている。
ただマネージャーがうるさいだけで練習に支障が何もなかったからよかったのに。
＿＿
＿＿＿＿
「きゃああっ！！」
体育館の外で友達と話していた時。
唐突に体育館から叫び声が聞こえた。
友達に断って体育館を覗くと中央に集まる部員たち。
部員の隙間から、うずくまる花宮と高瀬先輩が見えた。
「大丈夫！？」
「どうした？」
二人に声を掛ける部員たち。
耳を澄ますと、聞こえる微かな泣き声。
「．．．へ？泣いてんの？」
状況が読めずに突っ立っている私の元に遥人がやってくる。
「A！」
「あ、遥人。え、これどういう状況．．．？」
「いや俺もわかんない．．．」
同じく困惑の表情を浮かべる遥人が言うには、
いきなり花宮と高瀬先輩が言い合いを始めて、ヒートアップしたと思ったら気付いたら泣いていたとか。
「一体何でもめて．．．」
「香蓮先輩がっ、仕事してくれなくって．．．！」
「違うわ！仕事してくれないのは真央ちゃんよ．．．！」
「．．．は？」
つい心の声が漏れる。
これはあれか？もしかして仕事してないの押し付け合いか？
いやいやいや仕事してないのはどっちもでしょうが．．．
「余計どういうこと．．．」
「．．．練習再開していいかな」
遥人がうんざりした顔でそういう。
「いやいいでしょ。てか普通にするでしょ」
「スパイク打ちてぇ。及川さんに．．．」
「ちょっとどういうことだ？真央ちゃんが仕事してないだって？」
「入部してから今まで頑張ってるとこ何回も見てただろ！？仕事してないのは高瀬なんじゃないか！？」
「何言ってんだよ！香蓮はずっと俺らのためにやってきてくれてただろ！？」
「花宮が仕事してないって言ってたじゃねえか！」
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りぃ(プロフ) - 闇音さん、コメントありがとうございます。以前登場人物の名前変換設定で失敗してしまった時のが残っていると思われます、、意図的ではありません(><)ご指摘ありがとうございます！バクなのか何度訂正しても文字化けしてしまうみたいです、、また訂正してみます (4月24日 19時) (
レス) id: 059539aecb (このIDを非表示/違反報告)
闇音(プロフ) - 初コメント失礼します。何ヶ所か文字化けしているところがありましたが、意図的にされているのでしょうか？ (4月18日 0時) (レス) @page19 id: 4b6499a764 (このIDを非表示/違反報告)
噂のキャンディー(プロフ) - 遥人ォォォォォ！カッケェっす！夢主ィィィィィー！幸せになってね！号泣しました、この作品を作ってくれてありがとう！りぃさん！ (2022年8月7日 9時) (レス) @page50 id: 527420b84e (このIDを非表示/違反報告)
アバラボネ - あ〜泣く〜やばいっすまじで泣くなんかもう大好き！！あ〜好き、語彙力失っててすいませんちょっとつかまえに行ってきますとにかく！！この作品が最高すぎましたありがとう！！！ (2022年8月1日 23時) (レス) @page50 id: 8c98ac490b (このIDを非表示/違反報告)
椿 - めっちゃ面白いです！！がんばって下さい！！遥人が好き過ぎる (2022年7月28日 18時) (レス) @page49 id: 3764804c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぃ | 作成日時：2021年12月30日 4時
