ぶりっ子と悪女とモブのヒロインがいる部活荒れすぎてる。3【ハイキュー】

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＿＿＿



「え、なんか. . .」

「あれ. . .」




この合宿に居る全選手の気持ちを私が代弁しましょう。


あれ、こいつら思ったより強くなくね？?


もうね、顔が物語ってる。



一人一人のテクニックは悪くないし、連携も一見取れているように見える。

なのにこの合宿では弱い方の烏野に大して点差をつけれていない。


いったいどういう事なのか

もしかして、最初から実力はこんなものだったのか？＿＿＿＿




まぁ、みんなの実力どうこうは置いておいて、何かが噛み合っていないのも、余り点差を付けれないのも当たり前。



だって私(司令塔)があえてそうしてるんだもん。



つまりこれは私の作戦通り！

みんなが不満げだけど知らない知らない



そんなことを考えながら遥人にトスをあげる。






「あっやべ」




他の事を考えていたせいか今の抑えてる遥人の打点より少し高い位置にトスを上げてしまう。




遥人がギリギリ打てた風に手を無理やり伸ばして打つ。




ナイスカバー！







あー、ちょっとちょっと辞めてみんなこっち見ないでよ


そこ！絶対違うこと考えてただろみたいな視線辞めて！！



遥人も！！

そのじーってこっち見るのやめて！！






というふうにそこそこな感じにこなして各校に勝ったり負けたりを繰り返して一日を過ごす。






「あー、疲れた」



「逆に疲れるよこれ」



「．．．周りのあの視線腹立つなぁ」


「やっぱ本気でやろうよーっ！」



「ちょっと声でかいって」






．．．



私たちのことがバレるのが先か限界が来るのが先か．．．





ていうか一週間ここにお邪魔になるのは確定？

多分今私目が据わってる。


「次がラスト試合？」

「うん、時間的にもね」

「ねー、最後だけ！一回でいいから気持ちよく打たせて！」



千隼が強請るように言ってくる。



「えぇ、」


「一回だけいつもの打点にして！ラストね！俺がかっこよく決めるから！」



「わかったよ．．．」







私たちのわがままのような物のせいでこうなってることは間違いないから一回くらいなら．．．ね







なんて思ったのを後悔しております。



ラスト音駒との試合中。


横からの視線が熱い．．．



「A、A！次な！俺によこせよ！！」


千隼。ちょっと落ち着いて．．．

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