可能性と無限の翼【ハイキュー】

6 ページ7

inブラジル






「Hey, Michael(やあ、マイケル)．」




異国、ブラジルの浜辺にてこんがりとやけた赤髪の青年が友人に声をかけている。







「Hi.Você veio fazer vôlei de praia?(やあ。ビーチバレーしにきたの?)」


「Vem comigo!(一緒やろうぜ!)」


「Vou deixá-los fazer isso juntos(あぁ。一緒にやらせてもらうよ。)」










ビーチバレーを始めた2人。



砂浜だから飛びにくいはずなのに鳥のように高く飛びボールを砂の上に打つ青年に周囲の人がどよめいた。








彼は相変わらずよく飛ぶなと褒められて嬉しそうに笑みを浮かべ、友人とハイタッチをした。








日が落ちて暗くなり帰路につく二人。



二人が別れるところで立ち止まって言う。








「Pensando bem, estarei de volta ao Japão em breve(そういえば、俺もうすぐ日本に帰るよ。)」




「Realmente!? Vou sentir sua falta...(ほんとか!?寂しくなるな...)」




「Bem, acho que vou voltar.(まぁ、また来るから)」


「Boa sorte lá(あっちでも頑張れよ)」


「Obrigado.(ありがとなっ!)」







手を友人にぶんぶんと振って家へと帰る。









「．．．みんなちゃんとやってるかなぁ。」






目を閉じて遠い仲間たちに思いをはせた。

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す