検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:33,269 hit

第十五話 青葉と白鳥 ページ26

その頃、青葉城西高校にある1人の青年が訪れた。





名を一条颯馬。

元鳳凰学園バレー部Li、現白鳥沢高校帰宅部だ。

ミルクティー色のさらさらな髪が特徴的な爽やかなイケメンだ。





「まーじで何やってんのあいつ...」




白と紫の制服を身にまとい体育館へと足を進める。



自分との約束をすっぽかそうとしているやつを絞るために。






彼が向かう青葉城西高校の体育館では男子バレー部が練習を行っていた。








一条がドアを開く。








「あのー」



中の部員が一斉に注目する。




「ん?誰かな?どうしたの?」

と主将の及川がドアへ近づき彼を見つける。





「ん?君は...白鳥沢?」




一条の着る制服に目が留まり、尋ねる。





「あぁ、はい。まぁ俺バレー部じゃないし偵察でもないんで」




そう言って一条は靴を脱ぎ体育館に入ってきょろきょろとあたりを見回す。






「え、ちょっとちょっと!?何の用事!?」

「大丈夫すぐ終わるんで」





及川の制止を振り切って中に進む。





と一条の前に立ちはだかる一人の青年。






「いやよくねーから。お前、誰に何の用なんだ?」

「あなたは...岩泉、さんか」





質問を無視して青年の名前をつぶやく。





「俺のこと知ってんのか?」



岩泉が訝し気に彼を見る。






「はい、まぁ。よく聞いてますよ。不甲斐ない主将のサポートをしてるいい副主将さんらしいですね」




「ちょっと誰!?それいったの!?」

「及川うるせぇ!」




ぎゃーぎゃー騒ぐ及川と岩泉。



岩泉が及川にボールを投げようと構えているところに一人の青年が倉庫から顔を出す。






「どうかしたんですかー?...あれ?」


体育館に一人制服姿で目立つ一条を見て固まる青年。






「うおっ」


一条は岩泉からボールをぶんどり青年に向かって剛速球を投げる。





「うわっちょっソウ!?」

青年は間一髪避ける。




驚いている青年に黒い笑みで笑いかける一条。




「やっほーキヨ。俺との約束すっぽかして呑気に備品整理かな?」



「えっ!?嘘今日だっけ!?今何時!?」




キヨと呼ばれた青年が叫ぶ。









彼の名は神楽坂清隆。

元鳳凰学園元MBで現青葉城西高校Sだ。

第十六話 親しき中には礼儀なし→←第十四話 生意気



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , HQ , オリキャラ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かまぼこ - とても面白いので、続きがきになります!更新の方をよろしくお願いします!頑張ってください。 (2022年7月27日 16時) (レス) id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - 過去に何があったんだろう…。面白いので頑張ってください!! (2022年7月16日 19時) (レス) id: 8636a40c43 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。