1 別々の場所で ページ2
in伊達工業
「あ...もうこんな季節か。」
春が終わり夏に入りかけようとしている6月下旬。
強い日差しに目を細めながら体育館の外へ出て行ってしまったバレーボールを拾う青髪の一人の男子高校生。
「伊達工ともお別れかぁ...」
彼は手の中のボールに目を落とし切なげに呟く。
目を閉じると浮かんでくるのは自分が主将としてまとめていた大事な仲間たち。
癖の強くてまとめるのが大変な個性派揃いだったがいいチームだった。
今のチームももちろん大切だがやっぱり自分の仲間はあいつらしかいない。
たった半年の中でそう思わせてくれた彼らに想いを馳せる。
「おーい朝霧さん?なーにしてんですかっ」
「わっ...びっくりするからやめてくれよ二口」
後ろから来た茶髪の青年が彼の肩に腕を回す。
「すんません〜今から青根とブロック練するから付き合ってください!」
「...おう!」
茶髪の子に腕を引かれながら彼は体育館の中へ入っていった。
183人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かまぼこ - とても面白いので、続きがきになります!更新の方をよろしくお願いします!頑張ってください。 (2022年7月27日 16時) (レス) id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - 過去に何があったんだろう…。面白いので頑張ってください!! (2022年7月16日 19時) (レス) id: 8636a40c43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時