すき。 ページ19
私は少しどきり、とする。
『なに？』
まだ、何かあるのだろうか。泣いてしまいそうになるのを必死に堪える。
変に緊張してしまう。
「えーっと…まず、ムードとかそういうの全然考えたりする余裕なくてごめん」
え？
「Aに、いざ言おうとすると緊張してずっと言えなかった」
まって、
「好きだ。ずっと前から。」
頬を少し赤らめてそう言った堅治。
その瞬間、ぶわっと涙が溢れてくる。
『わ、私も…ずっと前から好き。』
言葉にするのはこんなにも恥ずかしいのか。
今、私の顔は真っ赤だろう。
私がそう言うと、視界が暗くなると同時に暖かさを感じた。心地いいぬくもりに、シトラスっぽい香り。
あぁ、抱きしめられているんだ。
「良かった…！まじでうれしい。付き合ってくれるか？？」
『もちろん…！！』
私はギュッと抱きしめ返す。
失恋…してなかった。うれしい…！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃらめる - マジでいいお話でしたっ!!あざっしたぁ‼ (2022年2月4日 17時) (
レス) @page24 id: a4a83dd5a6 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - 僕も二口推しです! 僕呼びですが一応(?)女子です!よろしくお願いします。 (2022年2月4日 16時) (レス) id: a4a83dd5a6 (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 紺さん» ですよね！！にろちゃん！！かわいいです！！！最高だなんて……ありがとうございます！！ (2019年7月11日 23時) (レス) id: c2f9e88004 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 二口可愛いです！いやもうほんとに最高ですね！ (2019年7月11日 22時) (レス) id: de02aba2c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：莉子 | 作成日時：2019年7月7日 13時
