サバラン【アイリス】 ページ37
・
「腹減った！なんかあるかー！」
そういって角に近い部屋を開ける。
すると栗みたいな色の髪の毛─大里くん
がいた。
「んー、なんかあったっけ…あ。」
小さい棚から出てきたのはツルツルの
コーティングをされて果物が乗った
ケーキ。ゲームだったら道端に
落ちてそう。
「ねーそれ何ー？ケーキ？」
「うん。『サバラン』っていうやつ
なんだけど…よかった、消費期限
今日までだった。」
「…どーする？コレ3つあるよ？」
「一人誘っておいで、1個半だと朝食
入らないから。」
私は『ら』を言われた辺りで
駆け出した。私だって本当は歩きたい、
でもどうしても走ってしまう。許して、
そういう病気だから。
「ケーキたっべるっ人ー！」
私は大声で呼ぶと白目と黒目
(赤だけど)が逆転したような人
─フェシリアちゃんが近くにいた。
んー、ゲームだったら3面のボスに
いそう。
「ケーキ？いいの？」
「うん！大里くんが3個あるから一人
呼んできなー、だって！」
そういって大里くんの部屋に
連れて行く。
「大里くん！連れてきたよ！」
大里くんは少しびくりとした、私は
なんとなく察した。
「…えと、施設の方…だよね。」
「うん！最近地下に越してきた。」
「フェシリア・ローズっていいます。
以後、お見知り置きを。」
すると大里くんは「部屋の番号を教えて
ください。」と言って「99です。」と
返ってきたのを少し遠くでメモしていた。
「あの…これは一体？」
「認知症だから書いとかないと
忘れるんだって。」
「そうじゃなきゃこんな貼らないよ。」とメモだらけでコルクがわからない
コルクボードを示した。
「ああ、時間取らせてごめんね。
はい、どうぞ。」
目の前にサバランが置かれた。
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ルミア(プロフ) - うらみんPC垢さん» 了解です！ (2020年2月5日 11時) (
レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
うらみんPC垢(プロフ) - ルミアさん» 上限に達してしまったので、ページ追加が出来ないと思います。続編を作らないと続きが書けません。勝手に続編を出すのも莉愛さんに悪いので、許可を貰うor(莉愛さんが)続編を作るまで待った方が良いと思います。(長文失礼しました) (2020年2月4日 23時) (レス) id: 5500a8d715 (このIDを非表示/違反報告)
ルミア(プロフ) - あ、もう…急ぎすぎて…すみません、更新さしてもらっても大丈夫でしょうか？ (2020年2月4日 23時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
ルミア(プロフ) - 蓮@雫3318さん» ああ…！！遅れましたぁ！！ (2020年2月4日 23時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 私の端末がバグっていたようです。更新致します。上限です。 (2020年2月3日 20時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
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