変わっている ２５８ ページ21
noside
幽霊、もとい熱心なファンを捕まえる。そんな企みのもと開催したライブは思いのほか沢山のファンに恵まれて幕を閉じた
SNSでもちょっとした話題となって、ネットニュースの記事にもなっていた
「ねぇ茨、ここ、私が前通っていた学院、なんだ」
「えぇ、知っていますよ。最近何かと話題ですからね」
「日和くんが言っていた、面白い子が居ると。楽しみだな」
「誰が居ようと、我々の敵ではありません！」
知らないどこかではまた違う事がされている
そしてまた、別のどこかでは
「ふんふんふふ〜ん♪うん、気分転換に外に出て見るのも悪くないな！って外ってこんなに寒かったか？う〜ん、逆に少し暖かい？あれ、どうだったっけ？・・・うん考えるのやめた！面倒くさい！」
季節が色づき、風と落ち葉が踊る
「うん、インスピレーションが湧いてきた〜！紙、紙ない！？わ〜ん、天才が生み出す偉大な曲がまた一つ消える〜いいや、地面に書こう！それしかない！」
人目を気にせず公園の地べたに這いつくばり、木の枝で何やら書いている青年
「出来た！題して、‘ここはどこだ？俺は天才だ！’だ！」
「おに〜ちゃん誰？」
「こら、近付いちゃいけません！」
「なにやってるの〜？」
「想像しろ！！何でも答えを聞くな！頭を働かせれば自ずと答えが出てくる！」
「ほらっ！」
「あ〜」
「・・・誰だろうな。まぁ、また会えるか！」
天才は目先の事に囚われ、その霊感が湧いてくるがままに曲を生み出し続けた
周りが見えないまま地面に記し続け、意識が他の方へ向いたのは寒さに身体が反応したからだった
「へっくち！あっれ〜なんか暗い？もしかして夜？えっと、俺が家を出たのは10時くらいだから・・・やっば、ルカたんが心配してる？うぅ〜ごめ〜ん！」
気づけば彼の手は赤くなってかじかんでいた
手に息を吐いて揉む、またくしゃみをして、鼻をすすった
何となく空腹を感じた
「お腹空いたー！」
空に向かって叫んでみた、当然返事などないが
静かな公園に、砂利を踏みしめる音が聞こえた
青年がその者を目で捉える
そしてゆっくりとこちらに青年に近付いてきた
前髪に隠れて上手く表情が見えない
あと数歩と言うところで止まった
「え〜っと？」
その者はマフラーを外して青年に巻いた
されるがままになっているとその者が青年に向かって
‘まさか、会えるなんて思わなかったよ’
‘久しぶりに学院から出てみるのも良いね’
そう言って笑った
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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味玉(プロフ) - とても今更ながら拝読させていただきました！とても続きが気になります、続きはもうお書きにならないのですか？ (2月3日 1時) (
レス) @page40 id: 1611762eaf (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 乙百女さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2021年1月21日 0時) (レス) id: 316294f269 (このIDを非表示/違反報告)
乙百女 - 応援しています！！頑張ってください。 (2021年1月17日 16時) (レス) id: 8a8dc3fa13 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ありません！オチはまだ未定なのですが、夢主のことを渉は大っ好きAmazing愛してる！というのだけは確かです！ (2020年11月2日 22時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 前々から気づいていたけど渉オチなんですね!どきどきします。続編おめでとうございます。 (2020年10月17日 8時) (レス) id: 3bf211d9ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる x他1人 | 作成日時：2020年7月25日 2時
