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英智side
たまには朝早く登校してみるのも悪くはないだろう？
そう思って家には内緒で徒歩で学院まで来てみた
いつも騒がしいクラスには誰ひとりとしていない
謎の優越感に浸りながら次に来るクラスメイトを待った
「おや英智、こんなに朝早くからどうしたのですか？」
「渉！いつもこんなに早くから学院に来ているのかい？」
「いえいえ今日はたまたまですよ〜☆意外ですね〜英智がこんなに朝早くから登校するなんて☆」
「たまにはいいかなってね」
その時、カツンカツンと足音がした
クラスメイトだと嬉しいな、教師だったら最悪、なんて
「ところで英智、今日なんですが」
渉がフリーズしたみたいに止まった
「渉？」
瞳孔が開き明らかに焦っているようだった。一体何があったんだろう？
なんて悠長に考えていたら渉が走り出していた
なにがあったの？って聞き逃してしまった
昼休みにでも聞いてみようかなって
「Aさん！？」
渉の声がした
久しぶりに聞いたその名前
A
Aがいるの？ここに？
声の方に向かおうとしたけどやめた
どんな顔をして会えばいいのかわからなかった
一瞬でも躊躇ってしまえばもうダメだった
―――――
渉side
面影があった
Aさん
夢ノ咲学院の制服を着て廊下を歩いていた
私達に気づくことなく素通りしようとしていたからあわてて呼び止めた
「Aさん！？」
振り返った
『・・・誰だっけ？』
「冗談言わないでください」
一瞬驚いたような素振りを見せたが、すぐに元に戻った
『覚えているよ、渉』
不思議だ
AさんのようでAさんではないような気がしてしまう
『協力して欲しい事があるんだ』
含みを持たせる言い方
「なんでしょう？」
私のようで、私ではないような
『残りの学院生活で、実験をしたいんだ』
「実験、ですか」
『そう。残り少ないのだから今更青春しろって言われてもできないでしょう？だから残りの時間は実験をして過ごそうと思って』
「実験とは、具体的には？」
『わかんない！』
「えっ」
深刻そうな表情から一変、心底びっくりしたような顔になった
『だから一緒に探そう？』
「Aさん・・・
えぇ！良いですよ！面白そうです☆ぜひとも協力させて下さい！」
『ありがとう、そう言ってくれて嬉しいよ』
Aさんを離さないために
Aさんを一人にしないために
もう二度と、あんな結末にさせないために・・・
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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味玉(プロフ) - とても今更ながら拝読させていただきました！とても続きが気になります、続きはもうお書きにならないのですか？ (2月3日 1時) (
レス) @page40 id: 1611762eaf (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 乙百女さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2021年1月21日 0時) (レス) id: 316294f269 (このIDを非表示/違反報告)
乙百女 - 応援しています！！頑張ってください。 (2021年1月17日 16時) (レス) id: 8a8dc3fa13 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ありません！オチはまだ未定なのですが、夢主のことを渉は大っ好きAmazing愛してる！というのだけは確かです！ (2020年11月2日 22時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 前々から気づいていたけど渉オチなんですね!どきどきします。続編おめでとうございます。 (2020年10月17日 8時) (レス) id: 3bf211d9ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる x他1人 | 作成日時：2020年7月25日 2時
