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一度、吸血鬼を全員集めたのだと聞いた。
これは普通に考えて有り得ないことであったが、luzの力からすれば簡単なことだったのだろう。
当時、5000万人も居た吸血鬼を一度に一つの場所に集めるだなんて正気の沙汰じゃない。

だが、吸血鬼と言う物は元々仲間意識が強く、王に強く従う生き物であった。

そのため、luzはそこで宣言したそうだ。


「今日から俺がヴァンプ国の王になった。今、ヴァンプ国の他国からの視線はとても厳しい物となっている。そんな状況を打開したい。こんな状態を長年続けるつもりはない。だから、俺がこれからは他国との和平を結んでくる。
そしてこれより一切の吸血行為を禁止する!これらが守れない物はこの吸血鬼の誇りである角と翼を捥ぎ取ることとする!」


そんな、おぞましいことを言って、半強制的に従わせたらしいが。まぁ、何はともあれその後のヴァンプ国の吸血鬼達は誰もがluzに慕って、敬い、反抗する者は居なかった。
luzの発言の後に返事がなかったらしく、「お前ら全員ここで角と翼捥ぎ取られたいん!?」的な発言をし、返事をさせたというのも何と言うか…天然と言うか、恐ろしい。

返事を聞いた後のluzは満足気に「ええ子やね」と言ったらしかった。これは、昔ヴァンプ国の女性に聞いた話だが。
こんな所で変な色気を使ってどうするんだ、とツッコみたくなったが黙っておくことにした。


昔から天然気質な所があり、可愛いと言われるが分からない。
何故だか王として責任を果たす時や、Böseと戦う時のluzの感情的な動きと言ったらありゃしない。激しい行動と共に、色気が凄いのだ。

何故色気が纏わり付いてくるのかは全く持って謎であるが、彼の実力は凄いのでそれすらもどうでもよくなってはいた。


そして、ひとまずヴァンプ国を治めた後の、他国との和平を保つ行動も素晴らしかった。
物の数年で十数国との和平を結ぶことに成功し、入国禁止の条例をも解いてしまったのだ。


「…luz、その…なんかお前怖いぞ」

「何がですか?」

「その、スイッチの切り替えみたいな」

「あぁ〜俺意識したことないんやけどなぁ…まぁでも怖いからって言って堕天することないんで大丈夫ですよ!」

「堕天ってより、お前がもう既にBöseなんじゃ…」

「酷いですねそらるさん!?俺善良な吸血鬼です!」


ケタケタと笑いながらまた、そうして話して、酒を煽って……そんな毎日だった。
だから、俺がもしお前を助けたとしたのならば。
報わないで、話をして。そうしてまたいつも通りに笑って。

また、皆で集まろう。

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錘篥* - めっちゃ好きです( 唐突 ) 世界観からもう好みすぎて…!! すごく素敵です…! 更新頑張って下さい!! (8月26日 17時) (レス) id: c9def20581 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すごくすごく面白いです。これからの展開が楽しみです。頑張ってください (7月14日 20時) (レス) id: 5ff03ed576 (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - めちゃくちゃすきですファンタジー好きには堪りませんだいすきです頑張ってね (7月14日 20時) (レス) id: a1faa373be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鎖座波 | 作者ホームページ:夜桜月  
作成日時:2019年7月14日 2時

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