契約3 ページ4
それに組長が存命の今、跡継ぎを作る必要もないし。
「こらこら、みんな〜今妻は疲れてるんだからね」
「それもそうですね、僕らはそろそろ出ていきますね」
「なんかあったらいつでも俺達を呼んでくださいね！姐御！」
彼らが出ていき襖が閉まって足音が遠くなる。
「何か御用ですか？し……那々さん」
「あ、最初に教えておくね俺のコードネームはななもり。」
ジェル……がなーくんって言ってたからそれは愛称ってことね。
「ちなみに呼び方はより夫婦っぽくするためならもっと近しい呼び方がいいと思って」
「あなたとかですか？」
「そう！俺はAって呼ぶけどね」
確かに熟年夫婦みたいに「お前」とか呼ばれてもなぁ。
「わかりました、これからはあなたって呼ばせてもらいます」
那々の呼ばれ方をされないのは愛称とごちゃごちゃにならないようにだろうし。
ところで一応夫婦でなにこの(物理的な)距離感。
個体距離の約1m……。確かにどちらも好意を抱いてるわけではない。
彼は余計な虫よけのために私を。
私は家のために彼と契約結婚したに過ぎないし。
「じゃ、俺はこれで……くれぐれも口を滑らせないようにね」
「そんなヘマ、しませんよ」
極力気をつけはするけど。
彼が出て行った後に左手の薬指を見る。
「……契約結婚なのに綺麗だな」
薬指には紫色の石が埋め込まれた綺麗な指輪が光っていた。
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夏那子 - コメントありがとうございます！もっと幸せな想像を思い浮かべることができるような話を書けるように頑張ります！ (6月21日 1時) (
レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ - すごい面白かったです！頭の中で幸せな想像が爆発してます！w投稿楽しみに待ってます！頑張ってください！ (6月20日 23時) (レス) @page43 id: 47695f329c (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - コメントありがとうございます！楽しんで貰えているなら私も嬉しいです！ (6月19日 22時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - すいません…私の中のムフフが止まることを知りませんᕕ( ᐛ )ᕗいつもムフフさせてもらってますありがとうございます( ´˘`) -ᴗ-) ´˘`) -ᴗ-) (6月19日 21時) (レス) @page41 id: 4d71969cec (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - コメントありがとうございます！頑張ります！ (6月17日 17時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
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