~君のため､夢のため~ BTS -３７-

３２１ ーSUGA sideー ページ21

WODの三次審査３日前で出国前日の夜



SG「…緊張してんのか？」

「私下手すぎて…」




いきなりナイーブになるか？まじで？




SG「急にどうした」


「……みんなの前では勝つとか言ったけど
正直WODのダンサーさん見てやばいって思った」




コイツがこんな絶望的な顔をして




「WODに出てる人たちはみんな本物だった。
正直、……逃げ出したくて仕方ない」



弱音を吐くコイツを見るのは久しぶりだった。




SG「でも結果が全てじゃないだろ」


「私の失敗は全部活動に影響が出るし…
おっぱたちみたいにまだ土台は固まってない」



相当やばいな…


SG「明日出国だし、服選んでやるよ」

「出国して２日後が三次審査でBBMAsの３日後…
おっぱが帰国してる最中に決勝…」


あー、ダメだこりゃ。


SG「なあ、これどう？」


「金髪にしようかなあ」



聞いてねえ


SG「聞けよ。やっと髪色同じになったってのに…」


「…黒髪でBBMAsに立っても床と同化して
あー、服が動いてる〜ってなると思うの」


相当やばいな、コイツ


SG「ならないから変えるな」

「………防弾少年団は黒ばっかりだからなあ」

SG「出国するの明日だぞ？まじで染める気？」

「……美容室行ってくる」

SG「まじで？」



Aが夜中に無断で美容室に行くって言うから着いてくるけど



SG「なんでお前らまでいるわけ？」

AY「こっちのセリフ」

YR「私たちの後に来たのは2人でしょ〜？」




何故かユラとアヨナが先に来てた。




SG「染めんの？」

YR「茶色にでもしようかと」

AY「いや。オンニはこれにしな」



アヨナが見せたのは黒髪真ん中分けで…



YR「被るから却下」


俺の顔を見て嫌そうに言い放ったコイツ



「………オンニ、私オンニのこれみたい」


出してきたのは明らかアニメのキャラクターで


YR「喰種のトーカちゃんか…よし、Aの頼みなら」


あー…なんか喰種っての聞いた時あるわ。



AY「じゃあ私オレンジでウェーブかけるわ」


なんてナミの画像を見せてくるコイツ


「私ハウルー！」



は？



SG「BBMAsはコスプレ大会じゃねえぞ」


「金髪のハウルと黒髪のハウルどっちがいい？」


SG「…k「「金髪」」…お前らは
チャラチャラしてる奴が好きなんだな」


「前髪伸ばしててよかった〜、染めてくるね」



なんて行って数時間後に帰ってきたと思えば



「どう？」

SG「………………激似」





目の前にハウルがいた

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