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．
｢あ〜もう、ほんとうざいな！｣
刀を躱し、止め、攻撃を仕掛ける。
私に魔は効かない。だからこいつの電気は警戒しなくても大丈夫、捕縛は気を付けないと。
そうやって頭を動かしながら機会を伺う。隙がないわけではないが、その隙はおそらく私を突くためのものだろう。
迂闊に動けないが、このまま躱しきれるとも限らない。はやく終わらせたいが、長期戦にでも持ち込むつもりだろうか。
くるんとカッターを回して、距離をとる。こんな戦い無意味に近い。付き合うだけ無駄だ。
立ち去る寸前、源は口を動かす。
｢…七番は君を助けてくれないんだね｣
｢！｣
言われたくなかった言葉。
一瞬立ち止まると、その隙に捕縛呪具を伸ばし拘束されるが、そんな場合ではない。
なぜこいつはこんなにも私に深入りするのか。なんでそんなことを言われなきゃいけないのか。
ぐるぐる巡る止まらない思考、視界の隅でなにかが勢いよく近付いてくる。
まさか、と思った。
｢白杖代ｯ！！｣
｢チッ…｣
源は面白くなさそうに現れた白杖代に舌打ちをこぼし、現れたあまねに目を向ける。
｢やあA、大丈夫？｣
｢なんで…｣
私を片腕で抱き寄せ、胸の中に収める。
そして源に包丁を向けて。
｢殺るならこっちも全力でいかせてもらうケド？｣
｢…｣
心底つまらないという顔の源は、握られていた刀を鞘に収め私にひらりと手を振る。
キッと睨んでも笑うだけ、そんなあいつが憎くてたまらない。
｢ふう…大丈夫？A｣
｢う、うん。全然｣
この体勢が大丈夫ではないが、そんなこと言えもしないので大丈夫と言う。
なんで助けてくれたの、とか。聞きたいけれど怖くて聞けない。でもまだ、君に触れていたいから。
これ以上なんて望まないから。
怖かった、なんて彼に抱き着くのも見逃して。
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蓮 - まめさん» ありがとうございます。好きと言ってもらえて嬉しいです。ミッドナイトは実は私も気に入ってるので嬉しいです。笑 引き続きよろしくお願い致します。 (2020年2月12日 0時) (
レス) id: 85c52fd00e (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - 初コメ失礼します！ ほんとにこの作品すこです、、ミッドナイト・メランコリックがほんとにすここです！更新頑張って下さい！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: a5d55e68a9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - みどりさん» 好きと言ってくださっただけでもとても嬉しいです。引き続きよろしくお願い致します。 (2020年1月30日 11時) (レス) id: 85c52fd00e (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - すばるさん» 神秘的…初めて言われました。とても嬉しいです。引き続きよろしくお願い致します。 (2020年1月30日 11時) (レス) id: 85c52fd00e (このIDを非表示/違反報告)
みどり - やだ好き(´∀｀*)ﾎﾟｯ←簡潔にまとめました( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ(簡潔にまとめすぎた) (2020年1月29日 22時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2020年1月24日 19時
