【鬼滅の刃】眠の呼吸【男主】

第2話・見知らぬ誰か ページ15

Aside


僕たちは、お姉ちゃんを運ぶための籠を貰いに
とある村を訪ねた


炭「すみませんが、あそこの籠と藁、
竹を少々いただけますか？」


おにいは住民のおじさんに話しかけていた


おじ「そりゃ構わねぇけど…
籠には穴が開いてるぞ？」


炭「はい、お金を払います」


おじ「いや、いらんよ
穴の開いた籠だぞ？」


A「……」ﾎﾞｰ


ﾁｭﾝﾁｭﾝ


ﾁｭﾝﾁｭﾝ


ﾎﾞｰっとしていると、いつの間にか鳥が周りを飛んでいたり、僕の頭に乗っていた


…かわいい…


炭「いえ、払います」


おじ「いや、いらん
竹も藁もやるよ」


おじさんは首を振りながら言った


ﾎﾟｹｪ…


ﾁｭﾝﾁｭﾝ


ﾁｭﾝﾁｭﾝ


かわいい………


A「ふふっ…」


炭「でも払います！！！」


おじ「いやいらんて！！
頭の固い子供だな！！！」


パァン！！！


A「…？」


炭「納めてください！！小銭ですが！！！」


その大きな音は、おにいがおじさんの手に小銭を置いた音だった


・


え、そんな音普通でるの？


炭「ありがとうございました！！！A、行くぞ！！！」


おじ「いってー！！！！」


A「…うん」


僕は大人しくおにいの後ろをついて行った


うん…僕は何も聞いてない…おじさんが痛がってるとか知らない……うん…

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