第1話・残酷 ページ14
Aside
僕たちは、あの後家に戻った
炭「……」
おにいは辛そうな、苦しそうな顔で
家族の遺体を埋葬していた
A「……おにい…ごめんね…みんなを、守れなくて……」
ポロポロと、涙を流しながら
僕はおにいの横にしゃがみ込んだ
炭「…Aのせいじゃない。だから、泣くな」
おにいは僕を責め立てることをせず、
優しく頭を撫でてくれた
A「ぅ……っ…あ……」
ダメだ…僕…弱いなぁ…
どうしても、涙は止まらなかった
炭「…」
おにいはそんな僕の横で、静かに手を合わせた
禰「……」ボー
お姉ちゃんは、ただ立ってるだけだった
A「……っ……」
僕も手を合わせ、目をつぶった
・
強くならなきゃ…
もう、誰も失わないように…
・
・
炭「行くぞ、A」
目を開けると、お姉ちゃんの手を握ったおにいが
こちらを見ていた
A「……うん」
炭「っ…」
おにいは、一瞬悲しい顔をして遺体を見ると
お姉ちゃんを連れて走り出した
A「おにい、荷物持つよ…」
炭「あぁ、ありがとうなA」
僕はおにいから荷物を預かると、
おにいとお姉ちゃんの後ろを走った
A「…絶対、守るから……」
炭「?何か言ったか?」
A「ううん…なんでもない…」
僕は、おにいに微笑んでみせた
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信者になりたい昆布 - 更新早く更新早よ (2020年5月25日 21時) (レス) id: 71e688f74c (このIDを非表示/違反報告)
さねみ推し - 更新早く (2020年5月15日 23時) (レス) id: 71e688f74c (このIDを非表示/違反報告)
玲音(プロフ) - mo4さん» 強い(確信) (2019年10月13日 8時) (レス) id: 7b211948ba (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - 俺の所エーティフィールドはられてた((( (2019年10月13日 8時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
玲音(プロフ) - ぜろぷてぃさん» おおお!ほんとですか!?コメントありがとうございます!!同じ誕生日の人なかなかいないので嬉しいです!笑 (2019年8月27日 7時) (レス) id: 7b211948ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲音 | 作成日時:2019年8月15日 2時