2: 悪鬼滅殺 ページ4
？「…
鱗滝「は、お館様」
鱗滝、と呼ばれた少女を支える老男は、��お館様��と呼ばれるその青年に頭を低く下げた
？「この状況だからこそ、その子から直接話を聞きたいのだが、��匂い��は、どうなのかな？」
匂い…？
何を言っているのだろう？
血の気の引いた顔をそっと上げると同時に、鱗滝はうむ、と首を横に振った
鱗滝「��鬼��ではありませぬ。人である事は確かかと」
彼のその言葉に周囲の男達は騒めきたった
『まさか！まさか、そんな訳があるまいて！』
『そうだ、そうだ。雷の言う通りだ。その子は、あのような酷い傷をたちまち治したのだぞ？』
『鬼でなければ、なんという！』
『いや、だが、その子の形も理性の保ち方も鬼ではないかと…。風、お前はどう考える？』
『はっ、馬鹿が！上弦も下弦の鬼も理性あるように喋るだろうが！』
『では、あの涙は嘘か？』
『いや、私は違うと…。人に擬態してまでも、その子が何かしようと云う気概は見えぬ』
『私も同じく…。我ら鬼殺の前で、鬼が大人しくしているとも思えぬ。その子は人だろうて』
『いや、鱗滝が、巧妙に隠しているだけやもしれぬぞ！』
『鱗滝、お前…。まさか、鬼化した人間を庇っているのではあるまいな！？』
ざわざわ、がやがや、言い合う声が、耳に響く
私を支える手を少し強めた老男は、やれやれ、と云うようにため息を吐いた
鱗滝「
？「皆の意見も受け止めよう。だが、そうだね。私は鱗滝を信頼している。だから、彼の言葉に嘘はないと考えるのだが、どうだろう」
その青年の一言に、がやがやとした外野は静まり、皆、一様に頭を下げた
『『『お館様がそう云うなれば、それが我らの意見になりましょうぞ』』』
？「…ありがとう。さて、では。君に聞きたい事が山ほどある。花鬼の里の子である君に」
額に少し痣が見られる青年は、その場の空気に戸惑うAに、にこりと笑みを投げかけた
？「まずは、私から名を明かそう。
私の名は、
A「…鬼殺隊」
鱗滝「…鬼を狩り、鬼を滅するもの。悪鬼滅殺。それを掲げた者達が集まる隊だ」
鱗滝がそっと少女に説明すると、少女は目を見開いた
A「兄は、ここで…？」
兄は、鬼と戦っていた
知らなかったのは、私だけ
少女の瞳が揺らめいた
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どんどこどん - 更新いつまでも待ってます！！！ (2020年8月7日 10時) (
レス) id: 8ee3db5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
食パン - 更新待ってました！もう、ほんとにこの作品が大好きです！これからも応援してます！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年12月28日 18時) (レス) id: 439ab59d20 (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 名無しのこけしさん» 自分で見てびっくりしました！富岡義勇…別人やないかい！！って凄く突っ込みました！ご指摘ありがとうございました！！名前、本当に大事なので指摘はありがたいです！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 魔鬼さん» 初めて鬼滅の刃を見た方にも分かりやすいような名前表記、または呼びで書いてます！読者様全員が下の名前を知っているとも限らないので、そう表記させて頂いています！つまりは、読みやすいように変えてます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - れもねーどさん» 遅くなりました！錆兎は、氷柱の継子という立場でぶっ込んでいます！男なら！！水から氷の呼吸も使えるかな！？と勝手な思いで設定ぶっ込んでます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2019年5月19日 2時
