1: 目覚め ページ3
「…か、…つ、」
「こおり…らず、なんと…」
「…ですっ、…そ、な」
ザワザワ
ザワザワ
ザワザワと
頭の上で人が揉め合う声がする
ゆっくりと、目を開けて周りを見渡す
そして、気づく
A「…っ！！」
ここは、どこ
私は、
兄上は、
あの
そう考え、ガバリと跳ね起きれば知らぬ者達の声が止み、驚きと疑心と、様々な想いが混じった視線が刺さった
一瞬、たじろぐ
？「皆、ジロジロ見るのは可哀想だからおやめなさい」
1人、優しげな視線を送る男がそれを周りにたしなめれば、皆、彼に頭を下げた
鋭い視線がやむ
この知らぬ空間に戸惑った
ここはどこ、
この人達は、だれ、
何故、私はここにいるの、
兄上は、
兄上は、
ここまで思考し、そして、気づく。
あの…背中に刻まれた見覚えのある文字は、
A「…滅。兄上と、同じ」
必死に記憶を辿る
最後のあの瞬間、確か…
ならば、彼らは、兄上のお知り合いなのだろうか
けれど、それならば、何故、兄上はこの場にいないのだろう
そこまで考え思考をとめた
…私の兄は、どこにいるの？
ーー 『生きろ、A…!』 ーー
雷鳴がチカチカと頭の中で鳴るように、兄の叫びが聞こえた気がした
嫌な、嫌な汗が垂れた
ぐるぐる、ぐるぐると思い浮かぶは兄の優しい笑みだけで、
ここからどうすれば良いか分からなかった
涙が、ぽたり、ぽたりと落ちる
気づけば、口が言葉を発していた
A「かえり、ます。かえして、ください。あに、兄上が、酷いお怪我を負っているのです」
頭を下げ、出口を探そうと足を踏み出す
同時に、天狗のお面を被った男に腕を強く掴まれ止められた
？「…お館様からの話がある。座りなさい」
A「…兄上を迎えに行かなければ、なりません。えぇ、きっと、私を心配してるから、帰らなきゃ、兄上は、お1人で、」
怪我をしているのです
酷い、
酷いお怪我なのです、
？「…分かっている。だから��我々��も探した。だが、見つからなかった。
お前の
生き残りはお前を含め、少数だ
その、一つ一つの言葉にガンと頭を殴られた気分だった
息が出来ず、目眩がした
ヘタリと座り込むと、天狗の老男は私の腕をそっと離し、背中を優しくさすった
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どんどこどん - 更新いつまでも待ってます！！！ (2020年8月7日 10時) (
レス) id: 8ee3db5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
食パン - 更新待ってました！もう、ほんとにこの作品が大好きです！これからも応援してます！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年12月28日 18時) (レス) id: 439ab59d20 (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 名無しのこけしさん» 自分で見てびっくりしました！富岡義勇…別人やないかい！！って凄く突っ込みました！ご指摘ありがとうございました！！名前、本当に大事なので指摘はありがたいです！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 魔鬼さん» 初めて鬼滅の刃を見た方にも分かりやすいような名前表記、または呼びで書いてます！読者様全員が下の名前を知っているとも限らないので、そう表記させて頂いています！つまりは、読みやすいように変えてます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - れもねーどさん» 遅くなりました！錆兎は、氷柱の継子という立場でぶっ込んでいます！男なら！！水から氷の呼吸も使えるかな！？と勝手な思いで設定ぶっ込んでます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2019年5月19日 2時
