みんなの。 ページ8
A3歳
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「まぁこ！！！」
今日も皆の妹は元気にお目覚め。
一緒に寝ていたマルコの顔を小さな手でぺちぺちと叩く。
実はマルコは起きているのだが、起こす仕草が可愛くて可愛くて寝たフリをしているのは妹だけには秘密だ。
マ「もう起きたのかよい…おはよう、A」
「おあよー！」
ベッドから起き上がりながらマルコは軽々とAを抱き上げ、その柔らかいお腹を軽く擽る。
キャッキャッと笑う妹はそれはもう、今日も今日とてかわいい。
そんな朝を堪能していたと言うのに。
「敵船だーー！！！」
幸せな朝も全くもって台無しである。
まだマルコに抱きついているAをギュッと抱えマルコは医務室へ走った。
マ「Aを頼むよい」
ナ「ええ、任されました。Aちゃん、危ないから私達と一緒に隠れましょう」
構造上医務室は船の奥にある。
そこならば安全だろうとAをナースに引き渡す。
途端泣き叫ぶA。
大好きなお兄ちゃんと引き離されて不安で不安で仕方ない。
普段もナースと関わることは熱を出した時の治療位なのだから当然である。
「い"や"ぁ"あ！まぁこぉぉ！」
ナースの腕の中でジッタバッタ暴れるAに後ろ髪を引かれる思いのマルコ。
もちろんたまたまそばに居たクルーも胸を引き裂かれる思いである。
マ「いい子にしてろよい」
名残惜しげにAの髪をひと撫でするとマルコは周りのクルーを連れて甲板へと駆け出していった。
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イ「ﾁｲｯ…数が多いな」
正確に、素早く敵を撃ち抜くイゾウ。
一人一人の強さはそれほどでもないと言うのに次から次へ沸く敵にイライラが隠せずにいた。
マ「船内には入れるな！1番隊は船内を守れ！16番隊は援護を頼む！残りは甲板と敵船に別れて闘えよい！」
自身も海賊を蹴り飛ばしながら指示を飛ばすマルコ。
他の隊長達も部下を引連れて戦いに挑んでいる。
サ「4番隊！敵船に乗り込むぜェ！」
そしてもう少しで敵船へ乗り込めそうになった時。
船内へ続く扉がガチャリと開いた。
その不穏な音にマルコとイゾウは敵を薙ぎ倒しながら振り向いた。
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いぎ(プロフ) - とても可愛くて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！ (8月12日 8時) (
レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - 素敵な作品ありがとうございます (5月24日 7時) (レス) @page9 id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)
礼汝(れな)(プロフ) - 砂糖水さん» 夢主ちゃんをかわいいと仰って頂きありがとうございます。作者冥利に尽きます(*ˊᵕˋ*)亀更新ではありますが是非また覗きに来てやってくださいませ！ (2023年4月3日 17時) (レス) id: d99896e434 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖水 - え、なに？？夢主可愛いね？？？？私のところにも来てくれんかな(´°‐°｀)ｽﾝｯ (2023年4月3日 11時) (レス) @page6 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼汝(れな) | 作成日時：2023年3月20日 4時
