日々徒然 ページ5
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時は大分と流れ1年半。
Aはすっかり白ひげ海賊団に馴染んでいた。
と言うよりも全員から溺愛されていた。
起きている時間のほとんどを誰かに抱っこされて過ごしていると言っても過言では無い。
揺れる船の上、転んで頭を打っては危ないという理由らしい。
「まぁ！」
イゾウに抱っこされて甲板まで来たA。
それは嬉しそうにマルコを呼ぶ。
甲板は広く、小さなAが多少走り回ったって問題は無い。
近くには見守るには事欠かない沢山の兄たちもいる。
イゾウはAを優しく床に下ろした。
マ「よいよい」
マルコが機嫌よく手招きをすると、Aはぽてぽてと歩き出す。
一生懸命足を踏ん張っているのがまたなんとも言えずかわいらしい。
(((うちの妹まじ尊いッ)))
クルーの心はいつも一つである。
ただ歩いているだけでも、兄たちにとっては最大級の癒しだ。
一生懸命歩いてたどり着いたマルコの足にむぎゅっとしがみつくAの姿がより愛おしい。
イゾウも、マルコも自然と頬が緩む。
マ「よく頑張ったよい！」
しがみついて来たAをたかいたかいするように持ち上げるマルコ。
ついでに1周くるりと回ってやればキャー！と笑い声が響く。
このやり取りは相手は違えど毎日行われているらしい。
イ「オレたちの姫は今日もかわいさ抜群だなァ」
いつもは煙管を吹かすイゾウも、タバコを嗜むマルコもAの前では一切手に取ることはない。
「よーぃ！」
マ「なんだよい、俺のマネか？」
たった一言であのマルコも骨抜きなのだから末っ子の未来が末恐ろしいものである。
イゾウもクツクツと笑いを零しマルコの腕に収まった末っ子をよしよしと撫でた。
「まぁ！ぱぁ！」
マルコの腕に抱かれたAはじっとしていない。
モゾモゾと身じろいで足をばたつかせ、覚えたての指さしを披露する。
ちなみにぱぁ、とは白ひげの事だ。
可愛い妹にオヤジ呼びはさせるまいとクルー一丸となってパパ呼びをさせようと今も必死であることは言うまでもない。
白「グラララ！兄貴たちを骨抜きたァさすが俺の娘だァ！」
白ひげ自身もパパ呼びには心撃ち抜かれたらしく、笑みが零れている。
ルビーとサファイアの目がキラキラ輝いて、兄たちを翻弄する。
今日もモビーは平和であった。
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いぎ(プロフ) - とても可愛くて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！ (8月12日 8時) (
レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - 素敵な作品ありがとうございます (5月24日 7時) (レス) @page9 id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)
礼汝(れな)(プロフ) - 砂糖水さん» 夢主ちゃんをかわいいと仰って頂きありがとうございます。作者冥利に尽きます(*ˊᵕˋ*)亀更新ではありますが是非また覗きに来てやってくださいませ！ (2023年4月3日 17時) (レス) id: d99896e434 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖水 - え、なに？？夢主可愛いね？？？？私のところにも来てくれんかな(´°‐°｀)ｽﾝｯ (2023年4月3日 11時) (レス) @page6 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼汝(れな) | 作成日時：2023年3月20日 4時
