32.ギブアップ ページ3
お昼休み
私は、最近の泉君の愚痴を２人に喋っています。ニコニコしながら、静かに話を聞いてくれる２人は、良い子だ。本当に良い子だ！
嵐「……あらぁ…、そうなのね。アタシ達の前での泉ちゃんは、いつもどおりよ？」
全て聞き終わると、ひとさし指をあごにあてて、考えるポーズをつくる嵐ちゃん。さすがモデルさん。全然不自然じゃない。
貴「え、じゃあやっぱり、ドッペルゲンガーじゃん。」
そんな、なっちゃんを横目で見ながら、慰めてくれてるのか、さっきから無言で頭をよしよしと、撫でてくれあんずちゃんの近くで、ぶーぶー不満を垂れた。
貴「だっておかしいじゃん！ツンツンデレになったり、デレデレツンになったり。
……もしかして、私の事…嫌いなのかな。」
それかもしれない。私、親しくなると気を許しちゃって、相手の気にさわる事言っちゃうときあるから。前、それで友達と喧嘩したことあるし。
それに、１番この理由が現実味がある。
嵐「…そうかしらぁ？もしかしたら泉ちゃん、Aちゃんの事好きで、その感情に戸惑ってるのかもしれないわよ〜？」
ニヤニヤとしながら、冗談を口にするなっちゃん。
貴「ナイナイナイナイ、有り得ないよ。だって泉君だよ！？きっと8頭身で華奢な可愛いモデルしか好きになんないよ。」
モデルやってたんだから、それだけすごーく可愛い子見てきたんだよ。それなのに、私みたいなちんちくりん……
貴「無いでしょ………。」
なんか、自信無くなってきた。きっとなずな君だって、私なんかより可愛くておしとやかな子の方が良いに決まってる…
嵐「なんか、ごめんなさいね。…でも大丈夫よ！Aちゃんそんな事言うけど、顔普通に可愛いものっ！」
そうして『ぎゅーっ』と、くまのぬいぐるみのように抱き締められる。
あんず「…！私もっ。」
次になっちゃんの上から、あんずちゃんも抱きつく。
……待って、苦しい。
ギブです！ギブアップですっ！
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れるり(プロフ) - みゅーさん» 教えて頂きありがとうございます！更新があまりできていませんが、応援していただけてやる気がでてきました！更新頑張りますっ (2017年12月29日 22時) (
レス) id: 062464fcfd (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - コメント失礼します！55話、「スケジュール張」ではなく「スケジュール帳」だと思います！とても面白くて毎回楽しく読ませていただいています。更新頑張ってください！ (2017年12月14日 20時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れるり | 作成日時：2017年8月3日 15時
