高等部所属のあの少女は【妖怪学園Y】(高等部) (ページ47)

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少し歩いた二人はある一部屋についた。

ライム「ここだよ。」

ライムが襖を開けた途端、懐かしい姿がAの瞳に写る。

『っ～

ア"ク"ア"～』

アクア「？

A～！久しぶりアク～！」

アクアはAに抱きつく。

ライム「再会できたみたいだね。

A。」

『ん？

どったの？』

ライム「Aにはね、中等部の味方をして欲しい。」

ゆるゆるの顔は何処に行ったのか険しい顔になるA。

『、、、何で？』

ライム「Aは、僕じゃなくて、ジンペイ達といた方が、、、」

パチン

と乾いた音が鳴る。

ライムが言おうとしたのをAが遮った。

『そーいう内気なのやめた方がいいよ。

いつ、私がライムよりジンペイくんの方が良いって言った？

まぁ、私はどっちも同じくらい好き出し、大事。

だから、選べない。どっちの味方になるとか、尚更。』

ライム「でもっ、」

『でもじゃない。

私は、皆好き。

豪万蛇会長も、須佐野先輩も、ジンペイくんも、ラントくんもチアキくんも、全員好き。

でも、一番私を分かってくれてるのは、ライムだよ？』

ライム「っ、、」

Aの言葉でまた涙が溢れるライム。

ライム「分かったよ。

でも、中等部の味方をしてね？」

『うん。わかったよ！』

小指を立てて指切りをした二人。

アクア「(主が幸せそうで良かったアク。)」

一人そう思ったアクアだった。