視線156〜カルマの誕生日デート編〜 ページ26
タコの過去は、予想以上に皆の心に動揺を生じさせた。
タコを暗殺する。
それが一体どれほどの責務であるかを、私達E組は改めて思い知らされた。
そして誰もが暗殺を実行できないまま、冬休みは終わっ、、、ることなんてできない。
何故か?
今日は12月24日。
世間がクリスマスイヴでうっきうっきに浮かれまくっている時期である。
が、私は一人デパートの中をかれこれ4時間以上徘徊して回っていた。
その発端が数時間前のとある電話にあった。
ー回想ー
ルールルルー♪
『誰だ、こんな真夜中に電話掛けてくる非常識な奴』
と言いつつ相手はそいつだけの着信音で分かってるけど。
寝ぼけ眼で携帯を操作して、開口一番に文句を言った。
『今何時だと思ってんの?非常識』
カルマ「夜の3時半だけど、寝てた?」
『寝てた』
カルマ「俺もさっきまで寝てた。そしたら夢にAが出てきてさ〜」
『用件ないなら切るよ?』
カルマ「俺明日誕生日なんだよね」
『、、、はっ⁉』
一気に眠気がぶっ飛んだ。
カルマ「てことで前と同じく椚ヶ丘駅の改札前に10時ね」
『えっ、ちょっ!』
カルマ「じゃあおやすみ〜」
『待って、カルマ!、、、切れた』
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いくつ - 誕生日デートの待ち合わせのところ赤髪が赤紙になってますかもしれないです、、、 この作品神ってます! (8月12日 19時) (レス) @page29 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Reload | 作成日時:2020年6月6日 14時