殺し屋彼女の見るものは4 【赤羽業】 (ページ20)

今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:82,850 hit

視線155 ページ20

私とカルマの会話は中断して、カエデは自身の今までについて説明を始めた。

私はその姿がただ痛々しかった。

渚「どんなに一人で苦しんでたとしても、全部演技だったなんて言わせないよ。みんなと笑った沢山の日が」

カエデ「、、、もう、演技、やめて良いかな？」

『よかった』

心の底からそう感じた。

カルマ「言わなくていいの？」

きっと私の罪悪感のことだろう。

『今は、言うべき時じゃない』

謝りたいけど、それはこの場では酷く場違いだから、私は口をつぐんでただ黙っていた。

カルマはずっと私の手を握ったままだった。

多分、まだ私が一人で飛び出した時の不安が尾を引いてるんだろう。

さっきも思わず飛び出しちゃったしなぁ。カルマにも毎度申し訳ない。

だってもし立場が逆だったら、私だって生きた心地がしないはず。おじさんぬの時でそれは十分味わった。

きっと2度目からは、私は否応なく参戦するだろう。

私は謝罪の意も込めて、カルマの手をちょっと強めに握り返した。

カエデの件が落着したことで、私たちはタコに向き直った。

タコは、静かに人間の時の記憶を話し始めた。

ーーーーーーー
実は渚ってどうやってカエデが作った炎の中に入ったのか？
という疑問から始まった話です
(その役目を夢主に丸投げして終わったけど、、、)

個人的にトップに入る好きな話で、
より一層カエデを好きになった話です！((温存していた渚カエ愛が爆発した話でもある))

ここから本編はシリアス(というか夢主とカルマ、初の喧嘩)展開に入る予定

の前に、番外編を挟み、
カルマの誕生日デートも挟んでからの、
本編再開なので当分先です(笑)