殺し屋彼女の見るものは3 【赤羽業】

視線135 ページ41

前原「で！どうだった⁉」

『な、なんの話でしょう？』

翌日、学校に着くなり前原と磯貝に囲まれ、私は教室の前で通せんぼされた。

前原「とぼけんなよ〜。昨日カルマにちゃんと告白できたのか？」

磯貝「せっかく俺たちがあそこまでお膳立てしたし、いいニュースが聞きたいかな」


『磯貝まで、、、。言ったよ、カルマに、ちゃんと』

前原「マジで！これでついにこのクラスからカップル誕生か〜。いやぁ〜ここまで長かった！」

磯貝「実はAさんがヘタレた場合の次なるプランも考えてたんだけど、杞憂だったな」

どこまで用意周到なんだこの二人は。

そしてなぜ磯貝までノリノリなんだ。

ん？あれ、でも、

『まだ付き合ってはない、と思う』

うん、まだ付き合ってないな。

前原「はぁ？どうゆうこと？告ったんだろ？ちゃんと」


『うん。ちゃんと言ったし伝わったと思うけど、付き合うかどうかの話はしなかった』

その話をする前にカルマから爆弾行為されて、カルマと駅までずっと目が合わなくて無言だったし。

前原「なんでそんな恋愛初心者みたいなことになってるんだよ、、、」

磯貝「今時そんな展開少女漫画くらいじゃないか？」

うぅ、磯貝がどんどん毒舌になっていく。

優しくて頼りになる皆のリーダーさんはどこ行ったんだ！

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