検索窓
今日:1 hit、昨日:40 hit、合計:123,755 hit

視線123 ページ29

簡潔に、淡々と、私は自身の過去を打ち明けた。

こんな闇の世界を皆に教えてしまう恐怖と、それによってもう自分がここに居られないかもしれないという恐れ。

私が俯いて皆の反応を待っていると、なんとも場違いな声が響いた。

前原「なぁこの文ってどうすればいいんだ?」

磯貝「それさっき教えただろ」

カエデ「実験体の食事にプリンが出されてる!」

カルマ「あ、研究所の場所見っけ〜」

『本当⁉どこ!』

カルマ「ここ。ちょっと遠くて分かりずらいけど」

本当だ。廃ビルの地下を繋いで研究所にしてる。通りで衛星にも引っかからなかった訳だ。

ん?

『え?待って、皆コメントなし?私結構衝撃的な告白をしたつもりなんだけど、、、』

まるで何事もなかったかのように、皆は作業を開始していた。

すごい、超空気のようにスルーされたんですが?

あれ?

もっとブーイングとか非難とか失望とか絶交とか言われるかと思ってたのに。

カルマ「そんな餌を横取りされた小動物みたいに怯えてるなって。それに言ったじゃん、俺Aちゃんにどんな過去があろうと、何をしてきていたとしても、この気持ちは変わらないって」

前原「俺らもそうだぜ」

『マジで、言ってる?』

カルマ「大マジ大マジ」

前原「それよりとっととその研究所に向かおうぜ〜。そこにAのお兄さんが居るんだろ?」

なんだろう。あっさりし過ぎて逆に意味が分からなくなってきた。

でも研究所の場所は分かった、今はそのことだけに集中しよう。

どうするかは、兄さんを見つけてから決めよう。

最初は私一人で乗り込む予定だったけど、タコが折角だからみんなで行きましょうと言い出して、烏間先生が移動用の車を用意する羽目になった。

反対したらその瞬間に特大ブーイングを受け、私が耳を抑えているうちに多数決で全員同行が決定してしまった。

ちなみに運転座席は烏間先生がタコから奪い取った。

視線124→←視線122



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
147人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 赤羽カルマ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

秋田の肋骨 - これ読みながら「ヌルふふふふ」って声が漏れてて、「なにアンタ殺せんせーじゃあるまいし、、、」って親に呆れられました笑 そんぐらい面白いです!!! (8月12日 18時) (レス) @page46 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
Reload(プロフ) - コメントありがとうございます!その発想はありませんでした!夢主が事件を解決!?ってのも面白いかも(笑) (2021年3月9日 12時) (レス) id: 1005ca89d9 (このIDを非表示/違反報告)
もち - ほんとごめんなさい、カルマの女が科捜研の女と重なってずっと笑ってましたwww (2021年3月7日 15時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Reload | 作成日時:2020年4月29日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。