視線113 ページ19
カルマside
死神「他言無用だと言ったはずだよ、いけないじゃないか」
磯貝「Aさんも俺たちE組のクラスメイトだ。伝えても約束破りにはならないだろ」
死神「ま、それもそうかな。それにどうせ今頃パリに居て身動き取れないだろうし」
！なんでそれをこいつが知ってる？
いや、Aちゃんが殺し屋であることを知ってるなら、一番不確定要素の高い彼女の情報を集めるのは当然。
多分だけど、彼女がパリに行くことになったのも、こいつの仕業かもしれない。
捕まったけど壁を爆破してすぐに脱出。
それでも、戦闘のスキルまで身に付けた死神に、俺たちは為す術なくまた捕まった。
その後、程なくして殺せんせーも捕まり、今は烏間先生が死神を追っている。
俺たちは保護色をまとって、どうにか脱走の準備を進めた。
俺としては、今こっちに向かってるって連絡を受けたAちゃんのことの方が心配だけど。
すると、こっちに向かってくる足音が聞こえた。
今烏間先生がビッチを助けてる。となるとこの足音は、
死神「まさか、君たちにここまでの技量があるとは思わなかったよ」
俺たちが脱走してないことを確認しに来たのか。
烏間先生は今居ない。
みんなが死神の動き一つ一つを鋭く警戒している中、あまりにも予想外なところから血が滴り落ちた。
死神「誰が撃った！」
一切の気配も、音も、振動さえ出さずに、死神の腕を実弾が掠めた。
その手口は俺たちがずっと見てきた、彼女の得意技だった。
バンッバンッ
今度ははっきりとした発砲音。でもそれは撃った方向を撹乱させるフェイクだってことも、俺たちは彼女から教わった。
でも流石に気配が出てしまうのか、死神はその弾を避けた。
死神「いい加減出て来てくれないか？もう不意打ちは当たらない」
その言葉を受けて、特徴的な髪色をした髪をたなびかせた少女が現れた。
その手には拳銃が一丁ずつ握られていて、表情は俯いてて分からない。
死神「やはり君にはもっと制約を与えるべきだったかな。まさかこんな早くここに来てしまうとは」
やっぱりAちゃんがパリに向かったのはこいつのせいか。
死神はナイフを片手に戦闘体制に入っていた。
きっと彼女が戦闘特化だって知ってるからだろう。始めから戦闘のつもりでいる。
戦闘開始の1秒前。Aちゃんは顔を上げ、まっすぐ標的を見つめた。
皆が固唾を飲んで見守る中、俺は一人、初めて見るAちゃんの殺し屋としての顔に戸惑いを抱いていた。
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秋田の肋骨 - これ読みながら「ヌルふふふふ」って声が漏れてて、「なにアンタ殺せんせーじゃあるまいし、、、」って親に呆れられました笑 そんぐらい面白いです！！！ (8月12日 18時) (
レス) @page46 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
Reload(プロフ) - コメントありがとうございます！その発想はありませんでした！夢主が事件を解決！？ってのも面白いかも(笑) (2021年3月9日 12時) (レス) id: 1005ca89d9 (このIDを非表示/違反報告)
もち - ほんとごめんなさい、カルマの女が科捜研の女と重なってずっと笑ってましたwww (2021年3月7日 15時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Reload | 作成日時：2020年4月29日 14時
