みーつけた。2 (ページ5)

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YＭ「ここの家広いから、間取り見てきていいよ。

　これからここで生活するんだから。」

『う…ん。』

他の脱出口があるかも知れない。

まずは二階に行こう。

ガチャ

一つめの扉を開ける

『何…これ…』

人の写真があった。

その人の盗撮写真がいっぱい。

壁一面に貼ってある。

『うゔっ…』

吐き気がする。

次の扉も他の人の写真

次の扉も、

その次も…。

そしてその次の扉は…

『わ…私…』

私の写真が

壁一面に貼ってあった。

恐怖だった。

はじめに見せられた写真の数倍もの写真がある。

ざっと、1000枚以上はあるだろう。

異常だ…。

『もう嫌だ…』

そして私は三階へと向かった。

扉を開ける。

『何…これの部屋…』

あたり一面真っ白だ。

何もない。

家具もなければ、時計もない。

窓もない。

密室だ。

気が狂いそう。

三階の部屋はそれだけだった。

一階に戻る。

『地下階段もあったような…。』

私が目を覚ました場所は地下だった気がする。

そこの部屋は…。

そこの部屋だけは…。

開けてるんじゃなかった…。